米国株が続伸 S&P500とナスダックは、再び終値で「過去最高値」に...AI関連と半導体が相場を牽引
米国株式市場は続伸し、S&P総合500種とナスダック総合が前日に続き終値ベースで過去最高値を更新した。人工知能(AI)への期待からテクノロジー株への買いが継続していることが相場をけん引。米国債利回りの低下も押し上げ要因になった。 (2024年 ロイター/Brendan McDermid)
米国株式市場は続伸し、S&P総合500種とナスダック総合が前日に続き終値ベースで過去最高値を更新した。人工知能(AI)への期待からテクノロジー株への買いが継続していることが相場をけん引。米国債利回りの低下も押し上げ要因になった。
エヌビディアやメタ・プラットフォームズなどのAI関連銘柄への買いが継続し、ナスダック総合はザラ場ベースでも過去最高値を更新。AI関連銘柄と半導体銘柄の買いに支えられ、2月は主要3指数がそろって4カ月連続で上昇した。
この日の取引でエヌビディアは4%高。終値ベースで時価総額が初めて2兆ドル台に乗せた。
アドバンスト・マイクロ ・デバイセズ(AMD)は5.25%高の202.64ドルと、終値ベースで過去最高値を更新。フィラデルフィア半導体指数も終値ベースで過去最高値を更新した。
米経済が堅調に推移する中、市場では連邦準備理事会(FRB)が利下げに踏み切る時期を見極めようとする動きが続いている。CFRAリサーチ(ニューヨーク)のチーフ投資ストラテジスト、サム・ストボール氏は「経済が好調で、インフレ率が高止まりする中、FRBの利下げ開始は遅れる」との見方を示した。
この日はS&P11業種のうち、テクノロジー株が1.78%と、最も大きく上昇。一方、公益株は0.72%下落した。
個別銘柄では、デル・テクノロジーズが31.62%高。前日発表の第4・四半期決算(2月2日まで)は売上高が市場予想を上回った。
地銀のニューヨーク・コミュニティー・バンコープ(NYCB)は25.89%急落。同行は前日、「経営陣が内部管理に重大な脆弱性があることを確認した」と表明した。
航空機大手ボーイングは1.83%安。ボーイングが主要サプライヤーで元子会社の航空機部品スピリット・エアロシステムズの買収に向けた協議を進めているとの報道が嫌気された。
ニューヨーク証券取引所では値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を2.29対1の比率で上回った。ナスダックでは1.55対1で値上がり銘柄が多かった。
終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード
ダウ工業株30種 39087.38 +90.99 +0.23 38989.5 39120. 38850.
1 36 50
前営業日終値 38996.39
ナスダック総合 16274.94 +183.02 +1.14 16109.8 16302. 16096.
3 24 60
前営業日終値 16091.92
S&P総合500種 5137.08 +40.81 +0.80 5098.51 5140.3 5094.1
3 6
前営業日終値 5096.27
ダウ輸送株20種 15832.62 -8.97 -0.06
ダウ公共株15種 833.04 -7.92 -0.94
フィラデルフィア半導体 4929.58 +202.67 +4.29
VIX指数 13.11 -0.29 -2.16
S&P一般消費財 1491.02 +5.71 +0.38
S&P素材 553.03 +2.12 +0.39
S&P工業 1026.20 +3.64 +0.36
S&P主要消費財 788.91 -0.29 -0.04
S&P金融 668.58 -1.47 -0.22
S&P不動産 248.07 +2.66 +1.08
S&Pエネルギー 660.81 +7.67 +1.17
S&Pヘルスケア 1702.79 +16.38 +0.97
S&P通信サービス 273.90 +1.40 +0.51
S&P情報技術 3815.25 +66.68 +1.78
S&P公益事業 311.46 -2.25 -0.72
NYSE出来高 11.03億株
シカゴ日経先物3月限 ドル建て 40220 + 220 大阪比
シカゴ日経先物3月限 円建て 40220 + 220 大阪比
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