最新記事
ビジネス書

仕事を前倒しで進める人には陥りがちな罠が...「自分のため」に時間を使う「ME TIME」は人生を変える

2023年8月5日(土)19時44分
flier編集部
株式会社朝6時の池田千恵代表

株式会社朝6時の池田千恵代表(flier提供)

<『ME TIME 自分を後回しにしない「私時間」のつくり方』の著者で株式会社朝6時の代表取締である池田千恵氏にインタビュー>

現代人はとにかく時間がない。テクノロジーの発展で便利になっているはずなのに、ずっと忙しい毎日が続く。なぜいつも時間に追われているのだろう――。そういう悩みを抱える方は多いと思います。

 
 
 
 
 

今回は、朝活の第一人者で新刊『ME TIME 自分を後回しにしない「私時間」のつくり方』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)を上梓した株式会社朝6時代表の池田千恵さんに、自分のために時間を使うことができる「ME TIME」について伺いました。聞き手は、株式会社フライヤーの執行役員・井手琢人です。
※この記事は、本の要約サービス「flier(フライヤー)」からの転載です。

自分だけの豊かな時間「ME TIME」

井手琢人(以下、井手) 池田さんといえば朝活の達人ですが、今回の本『ME TIME 自分を後回しにしない「私時間」のつくり方』(以下、『ME TIME』)は時間の使い方がテーマでしょうか?

池田千恵(以下、池田) はい、「ME TIME」は「私だけの時間」という意味です。「自分だけの時間を取り戻そう」というコンセプトで書きました。

ME TIME
 著者:池田千恵
 出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン
 要約を読む
(※画像をクリックするとアマゾンに飛びます)

井手 「MY TIME」と「ME TIME」の違いは何でしょうか?

池田 ニュアンスの違いではあるのですが、「MY TIME」が単なる自分の持ち時間であるのに対して、「ME TIME」はひとりだけの時間をゆっくり過ごすとか豊かな時間を過ごすという意味で使われます。海外ではInstagramで「ME TIME」と調べると何千件も投稿が出てくるんですよ。

早起きするだけでは人生は変わらない

井手 では、この本を書くことになったきっかけを教えてください。

池田 私は長年"朝活"についてお伝えしてきましたが、朝早く起きるだけでは人生は変わらないんですね。

朝だけで時間をつくろうとすると夜の時間がなくなってしまったり、睡眠時間を削って昼間眠くなって何もできなくなってしまったりと、問題点が多数出てきてしまいます。

その中で、朝だけではなく、昼や夜の使い方についても意識していくと劇的に変わっていくことがわかってきています。そうして実際に私が使って結果が出た方法やワークなどを凝縮してつくったのがこの本になります。

井手 今回『ME TIME』を拝読して、自分は「ME TIME」を全然つくれていないなと思ってしまいました。昔はもっと時間があったような気がするのですが......。

池田 やっぱり忙しいですからね。現在は情報量が多すぎるというのもあるのではないでしょうか。

常に情報のシャワーを浴びている状態で、気が休まる時間がなくなっているのだと思います。

展覧会
奈良国立博物館 特別展「超 国宝―祈りのかがやき―」   鑑賞チケット5組10名様プレゼント
あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

イスラエル、ガザ軍事作戦拡大 国連診療所などへの攻

ワールド

マスク氏、近く政権離脱か トランプ氏が側近に明かす

ビジネス

欧州のインフレ低下、米関税措置で妨げられず=仏中銀

ワールド

米NSC報道官、ウォルツ補佐官を擁護 公務でのGメ
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:引きこもるアメリカ
特集:引きこもるアメリカ
2025年4月 8日号(4/ 1発売)

トランプ外交で見捨てられ、ロシアの攻撃リスクにさらされるヨーロッパは日本にとって他人事なのか?

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    あまりにも似てる...『インディ・ジョーンズ』の舞台になった遺跡で、映画そっくりの「聖杯」が発掘される
  • 2
    自らの醜悪さを晒すだけ...ジブリ風AIイラストに「大はしゃぎ」する人に共通する点とは?
  • 3
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる唯一の方法
  • 4
    8日の予定が286日間に...「長すぎた宇宙旅行」から2…
  • 5
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い…
  • 6
    イラン領空近くで飛行を繰り返す米爆撃機...迫り来る…
  • 7
    磯遊びでは「注意が必要」...6歳の少年が「思わぬ生…
  • 8
    博士課程の奨学金受給者の約4割が留学生、問題は日…
  • 9
    【クイズ】アメリカの若者が「人生に求めるもの」ラ…
  • 10
    トランプ政権でついに「内ゲバ」が始まる...シグナル…
  • 1
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?
  • 2
    自らの醜悪さを晒すだけ...ジブリ風AIイラストに「大はしゃぎ」する人に共通する点とは?
  • 3
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる唯一の方法
  • 4
    ロシア空軍基地へのドローン攻撃で、ウクライナが「…
  • 5
    ガムから有害物質が体内に取り込まれている...研究者…
  • 6
    一体なぜ、子供の遺骨に「肉を削がれた痕」が?...中…
  • 7
    8日の予定が286日間に...「長すぎた宇宙旅行」から2…
  • 8
    現地人は下層労働者、給料も7分の1以下...友好国ニジ…
  • 9
    磯遊びでは「注意が必要」...6歳の少年が「思わぬ生…
  • 10
    突然の痛風、原因は「贅沢」とは無縁の生活だった...…
  • 1
    中国戦闘機が「ほぼ垂直に墜落」する衝撃の瞬間...大爆発する機体の「背後」に映っていたのは?
  • 2
    「さようなら、テスラ...」オーナーが次々に「売り飛ばす」理由とは?
  • 3
    「テスラ時代」の崩壊...欧州でシェア壊滅、アジアでも販売不振の納得理由
  • 4
    「一夜にして死の川に」 ザンビアで、中国所有の鉱山…
  • 5
    テスラ失墜...再販価値暴落、下取り拒否...もはやス…
  • 6
    「今まで食べた中で1番おいしいステーキ...」ドジャ…
  • 7
    市販薬が一部の「がんの転移」を防ぐ可能性【最新研…
  • 8
    テスラ販売急減の衝撃...国別に見た「最も苦戦してい…
  • 9
    テスラの没落が止まらない...株価は暴落、業績も行き…
  • 10
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中