ＥＣＢ、中立金利以下への利下げも 物価圧力緩和＝フィンランド中銀総裁

欧州中央銀行（ＥＣＢ）理事会メンバーのレーン・フィンランド中銀総裁は２８日、ＥＣＢは景気を冷ましもせず加熱もしない「中立金利」を下回る水準まで、政策金利を引き下げる可能性があるとの見方を示した。３月撮影（２０２５年　ロイター/Jana Rodenbusch）

［フランクフルト　２８日　ロイター］ - 欧州中央銀行（ＥＣＢ）理事会メンバーのレーン・フィンランド中銀総裁は２８日、ＥＣＢは景気を冷ましもせず加熱もしない「中立金利」を下回る水準まで、政策金利を引き下げる可能性があるとの見方を示した。

レーン氏は、基調的な物価上昇圧力は緩和していると指摘。トランプ米政権が掲げる関税措置はユーロ圏に「双方向」の影響をもたらすが、関税措置はインフレ減速につながるという市場の見方に同意するとし、見通しに対しては主に下振れリスクがあると述べた。