「続けること」は誰もが苦手...だからこそ、やり続けることでトップになった営業マンの「戦略」を学べる本

2023年7月21日(金)18時42分
flier編集部

大和書房

聞くこと、話すこと。
~人が本当のことを口にするとき

 著者:尹雄大
 出版社:大和書房
(※画像をクリックするとアマゾンに飛びます)

「論理的に、わかりやすく話しましょう」「人の話は共感しながら聞きましょう」

よく言われる言葉です。

でも、これを突き詰めていくと、私たちのコミュニケーションは、「ただの情報のやりとり」になってしまうし、「相手の話に自分を投影して感情を動かす」だけで、話をしっかり聞けている、と思い込んでしまうのではないか......。

本書は、そんな疑問から始まりました。

本当のコミュニケーションをしている人は、どんなことをしているのかを探るため、著者は、
・『海をあげる』などで話題の、琉球大学の上間陽子さん、
・「いのっちの電話」で誰でも24時間電話を受け付けている、建築家の坂口恭平さん、
・カンヌで脚本賞を受賞した『ドライブ・マイ・カー』の映画監督、濱口竜介さん、
・認知症のケアをしながら言語以外のコミュニケーションをとっているイブ・ジネストさん
らに、話を聞きに行きます。

そこから見えてきたコミュニケーションの本質は、自分を見つめ直すことでもありました。人と深くつながること、その手掛かりを見つけられる一冊です。
(大和書房 編集部 白井麻紀子)

プレジデント社

世界の潮流2023~24
 著者:大前研一
 出版社:プレジデント社
(※画像をクリックするとアマゾンに飛びます)

5月に広島で開催されたG7サミットは、ウクライナ支援に向けて西側の結束を再確認しましたが、同時にこれに対抗するロシアや中国、そして第3勢力として存在感を示そうとするインドなどのグローバルサウス各国の動きがあり、世界の分断が鮮明となりました。

「ロシアとウクライナの戦争はいつ終わるの?」
「アメリカと中国の"新冷戦"を解決する方法はあるの?」
「ハイペースで日本近海に撃ち込まれる北朝鮮のミサイルに対する日本の備えは?」

本書は、日本人の誰もが抱くこのような疑問に対し、「マッキンゼー伝説のコンサルタント」として世界的に著名な大前研一氏が、豊富なキャリアに基く独自の視点や情報を総動員して分析するとともに、今後の見通しを明快に説き明かします。

さらに、今ビジネスパーソンの間で最もホットな話題である「ChatGPT」をはじめとする最新生成AIのインパクトについても、本文の説明+70分に及ぶ動画で詳しく解説します。200ぺージの中にボリュームたっぷりかつ中身の濃い情報が詰め込まれた本書は、間違いなく混迷の時代の羅針盤と言えるでしょう。
(プレジデント社 書籍編集部 田所陽一)

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

イスラエル、イラン核施設への限定的攻撃をなお検討=

ワールド

米最高裁、ベネズエラ移民の強制送還に一時停止を命令

ビジネス

アングル:保護政策で生産力と競争力低下、ブラジル自

ワールド

焦点:アサド氏逃亡劇の内幕、現金や機密情報を秘密裏
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:トランプショック
特集:トランプショック
2025年4月22日号(4/15発売)

大規模関税発表の直後に90日間の猶予を宣言。世界経済を揺さぶるトランプの真意は?

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「生はちみつ」と「純粋はちみつ」は何が違うのか?...「偽スーパーフード」に専門家が警鐘
  • 2
    「100歳まで食・酒を楽しもう」肝機能が復活! 脂肪肝に対する見方を変えてしまう新習慣とは
  • 3
    『職場の「困った人」をうまく動かす心理術』は必ず出版すべき本である
  • 4
    【クイズ】売上高が世界1位の「半導体ベンダー」はど…
  • 5
    トランプが「核保有国」北朝鮮に超音速爆撃機B1Bを展…
  • 6
    「2つの顔」を持つ白色矮星を新たに発見!磁場が作る…
  • 7
    あなたには「この印」ある? 特定の世代は「腕に同じ…
  • 8
    ロシア軍高官の車を、ウクライナ自爆ドローンが急襲.…
  • 9
    ロシア軍が従来にない大規模攻撃を実施も、「精密爆…
  • 10
    ロシア軍、「大規模部隊による攻撃」に戦術転換...数…
  • 1
    間食はなぜ「ナッツ一択」なのか?...がん・心疾患・抜け毛の予防にも役立つ可能性【最新研究】
  • 2
    【クイズ】世界で最も「半導体の工場」が多い国どこ? 1位は意外にも...!?
  • 3
    しゃがんだ瞬間...「えっ全部見えてる?」ジムで遭遇した「透けレギンス」投稿にネット騒然
  • 4
    あなたには「この印」ある? 特定の世代は「腕に同じ…
  • 5
    「生はちみつ」と「純粋はちみつ」は何が違うのか?.…
  • 6
    パニック発作の原因とは何か?...「あなたは病気では…
  • 7
    中国はアメリカとの貿易戦争に勝てない...理由はトラ…
  • 8
    動揺を見せない習近平...貿易戦争の準備ができている…
  • 9
    【渡航注意】今のアメリカでうっかり捕まれば、裁判…
  • 10
    「世界で最も嫌われている国」ランキングを発表...日…
  • 1
    【話題の写真】高速列車で前席のカップルが「最悪の行為」に及ぶ...インド人男性の撮影した「衝撃写真」にネット震撼【画像】
  • 2
    「一夜にして死の川に」 ザンビアで、中国所有の鉱山ダムから有毒の水が流出...惨状伝える映像
  • 3
    健康寿命を伸ばすカギは「人体最大の器官」にあった...糖尿病を予防し、がんと闘う効果にも期待が
  • 4
    中国戦闘機が「ほぼ垂直に墜落」する衝撃の瞬間...大…
  • 5
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い…
  • 6
    【心が疲れたとき】メンタルが一瞬で “最…
  • 7
    テスラの没落が止まらない...株価は暴落、業績も行き…
  • 8
    「低炭水化物ダイエット」で豆類はNG...体重が増えな…
  • 9
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる…
  • 10
    「テスラ離れ」止まらず...「放火」続発のなか、手放…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中