「続けること」は誰もが苦手...だからこそ、やり続けることでトップになった営業マンの「戦略」を学べる本
大和書房
『聞くこと、話すこと。
~人が本当のことを口にするとき』
著者:尹雄大
出版社:大和書房
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「論理的に、わかりやすく話しましょう」「人の話は共感しながら聞きましょう」
よく言われる言葉です。
でも、これを突き詰めていくと、私たちのコミュニケーションは、「ただの情報のやりとり」になってしまうし、「相手の話に自分を投影して感情を動かす」だけで、話をしっかり聞けている、と思い込んでしまうのではないか......。
本書は、そんな疑問から始まりました。
本当のコミュニケーションをしている人は、どんなことをしているのかを探るため、著者は、
・『海をあげる』などで話題の、琉球大学の上間陽子さん、
・「いのっちの電話」で誰でも24時間電話を受け付けている、建築家の坂口恭平さん、
・カンヌで脚本賞を受賞した『ドライブ・マイ・カー』の映画監督、濱口竜介さん、
・認知症のケアをしながら言語以外のコミュニケーションをとっているイブ・ジネストさん
らに、話を聞きに行きます。
そこから見えてきたコミュニケーションの本質は、自分を見つめ直すことでもありました。人と深くつながること、その手掛かりを見つけられる一冊です。
(大和書房 編集部 白井麻紀子)
プレジデント社
『世界の潮流2023~24』
著者:大前研一
出版社:プレジデント社
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5月に広島で開催されたG7サミットは、ウクライナ支援に向けて西側の結束を再確認しましたが、同時にこれに対抗するロシアや中国、そして第3勢力として存在感を示そうとするインドなどのグローバルサウス各国の動きがあり、世界の分断が鮮明となりました。
「ロシアとウクライナの戦争はいつ終わるの?」
「アメリカと中国の"新冷戦"を解決する方法はあるの?」
「ハイペースで日本近海に撃ち込まれる北朝鮮のミサイルに対する日本の備えは?」
本書は、日本人の誰もが抱くこのような疑問に対し、「マッキンゼー伝説のコンサルタント」として世界的に著名な大前研一氏が、豊富なキャリアに基く独自の視点や情報を総動員して分析するとともに、今後の見通しを明快に説き明かします。
さらに、今ビジネスパーソンの間で最もホットな話題である「ChatGPT」をはじめとする最新生成AIのインパクトについても、本文の説明+70分に及ぶ動画で詳しく解説します。200ぺージの中にボリュームたっぷりかつ中身の濃い情報が詰め込まれた本書は、間違いなく混迷の時代の羅針盤と言えるでしょう。
(プレジデント社 書籍編集部 田所陽一)