最新記事
コミュニケーション

「話し方のプロ」が実践する人づきあい極意は「聞き方」にあった...3つの鉄板フレーズとは?

2023年5月26日(金)17時03分
flier編集部

相手のこだわりを聞きだそう!

桑野:2つ目は、「そもそも」というフレーズです。

「そもそも」は、きっかけや過去を振り返る言葉です。相手の「原点」を聞く質問を入れることで、話がさらに深堀りできます。

「そもそも」から始まる質問であれば、理解しづらいマニアックな話にはならないでしょう。相手と目線を合わせながら聞くテクニックとしておすすめです。

井手:これは便利なフレーズですね。会話のペース配分をつくるときにも有効だと感じました。

桑野:3つ目は、「何かこだわりってあるんですか?」です。

相手の話している内容が専門的で難しくなってきたときや、興味がそれてきたときに便利なフレーズです。

これは、相手の価値観を知ることができる質問です。相手としても、こだわりを聞かれて嫌な気持ちになることはないですし、トラブルに発展することもありません。

井手:「こだわりなんか聞くのか?」と思う人はいないですからね。

桑野:一見興味のない話でも、こだわりを聞けば納得感があり、自分との共通点を見出せることもあります。

深掘りできて相手の価値観を知ることができるうえに、自分との共通点も見出しやすい質問だと思います。

井手:「話す」と「聞く」はセットであり、どちらかだけできても難しいということが理解できました。

桑野:「話す」と「聞く」がつながることでコミュニケーションが成り立つ、ということに気づくことが大事だと思います。

井手:本当にためになりました。本日はありがとうございました!

桑野麻衣さんの著書はこちら

230525fl_vtc04.jpg

オンラインでも好かれる人・信頼される人の話し方
 著者:桑野麻衣
 出版社:クロスメディア・パブリッシング
 要約を読む
(※画像をクリックするとアマゾンに飛びます)

230525fl_vtc05.jpg

好かれる人の話し方、信頼される言葉づかい
 著者:桑野麻衣
 出版社:クロスメディア・パブリッシング
 要約を読む
(※画像をクリックするとアマゾンに飛びます)

あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

ECB預金金利、夏までに2%へ引き下げも=仏中銀総

ビジネス

米石油・ガス掘削リグ稼働数、6月以来の高水準=ベー

ワールド

ローマ教皇の容体悪化、バチカン「危機的」と発表

ワールド

アングル:カナダ総選挙が接戦の構図に一変、トランプ
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:ウクライナが停戦する日
特集:ウクライナが停戦する日
2025年2月25日号(2/18発売)

ゼレンスキーとプーチンがトランプの圧力で妥協? 20万人以上が死んだ戦争が終わる条件は

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    口から入ったマイクロプラスチックの行く先は「脳」だった?...高濃度で含まれる「食べ物」に注意【最新研究】
  • 2
    人気も販売台数も凋落...クールなEVテスラ「オワコン化」の理由
  • 3
    メーガン妃が「アイデンティティ危機」に直面...「必死すぎる」「迷走中」
  • 4
    深夜の防犯カメラ写真に「幽霊の姿が!」と話題に...…
  • 5
    1888年の未解決事件、ついに終焉か? 「切り裂きジャ…
  • 6
    がん細胞が正常に戻る「分子スイッチ」が発見される…
  • 7
    ソ連時代の「勝利の旗」掲げるロシア軍車両を次々爆…
  • 8
    トランプが「マスクに主役を奪われて怒っている」...…
  • 9
    私に「家」をくれたのは、この茶トラ猫でした
  • 10
    飛行中の航空機が空中で発火、大炎上...米テキサスの…
  • 1
    口から入ったマイクロプラスチックの行く先は「脳」だった?...高濃度で含まれる「食べ物」に注意【最新研究】
  • 2
    がん細胞が正常に戻る「分子スイッチ」が発見される【最新研究】
  • 3
    人気も販売台数も凋落...クールなEVテスラ「オワコン化」の理由
  • 4
    戦場に「北朝鮮兵はもういない」とロシア国営テレビ.…
  • 5
    動かないのに筋力アップ? 88歳医大名誉教授が語る「…
  • 6
    朝1杯の「バターコーヒー」が老化を遅らせる...細胞…
  • 7
    7年後に迫る「小惑星の衝突を防げ」、中国が「地球防…
  • 8
    ビタミンB1で疲労回復!疲れに効く3つの野菜&腸活に…
  • 9
    「トランプ相互関税」の範囲が広すぎて滅茶苦茶...VA…
  • 10
    飛行中の航空機が空中で発火、大炎上...米テキサスの…
  • 1
    週刊文春は「訂正」を出す必要などなかった
  • 2
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる唯一の方法
  • 3
    【一発アウト】税務署が「怪しい!」と思う通帳とは?
  • 4
    口から入ったマイクロプラスチックの行く先は「脳」…
  • 5
    「健康寿命」を延ばすのは「少食」と「皮下脂肪」だ…
  • 6
    1日大さじ1杯でOK!「細胞の老化」や「体重の増加」…
  • 7
    がん細胞が正常に戻る「分子スイッチ」が発見される…
  • 8
    戦場に「北朝鮮兵はもういない」とロシア国営テレビ.…
  • 9
    世界初の研究:コーヒーは「飲む時間帯」で健康効果…
  • 10
    「DeepSeekショック」の株価大暴落が回避された理由
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中