「なめたくなるほど格好いいボタン」...カリスマの言葉にある、人を奮い立たせる力とは?
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<『ジョブズの生声』『トランスジェンダー問題』『5年で仕事を半分にして、自由を手に入れる』。本の作り手が今イチオシする3冊の本>
各出版社の「これはぜひ推したい!」という本を揃えたコーナー、「出版社のイチオシ」です。フライヤーで要約をご紹介しきれない書籍の中で、各出版社のオススメを記事形式でご紹介します!(この記事は、本の要約サービス「flier(フライヤー)」からの転載です)
成功者の「人間らしさ」を感じる生の言葉
『スティーブ・ジョブズの生声 本人自らの発言だからこそ見える真実』
編集:ジョージ・ビーム
翻訳:鷹取孝
出版社:文響社
(※画像をクリックするとアマゾンに飛びます)
「画面上の押しボタンをかっこよくしたんだ。なめたくなるほどだよ」
スティーブ・ジョブズのこの言葉を読んだとき、衝撃が走りました。この男、ぶっ飛びすぎ!!......と同時にそのカリスマ性に打ちのめされて、こう思いました。
一介の編集者たる私も、果たして担当作品をなめたくなるほどこだわり抜けているか?
みなさんはいかがでしょうか。成果物をなめたくなるほど、仕事を愛せていますか?
この「生声」シリーズは、世界的な成功者たちが自ら発した言葉を、名言、弱音、愚痴、ジョークに至るまで余さず収録した「人間らしさ」が味わえる発言集です。さらに本書は発言日に対応した「時系列」で言葉を紹介しているので、人生のどの状況で発言されたかもわかります。
例えば、ジョブズは冷遇に耐えかねてアップル社を退社し、10年ほどさまざまな事業を行なっていた時期があり、当時はアップル社やマイクロソフト社を批判し、製品作りに対する自身のこだわりを示すような痛快な言葉を多数残しています。ですが、一方では、
「墓場で一番の金持ちになったところで意味はない。(中略)夜、眠りにつく時、我々は素晴らしいことを成し遂げたことを言えること。それが重要だ」
という発言もしています。彼にとっては先行きの見えない時期であったことを思うと、何よりも自身を奮い立たせる言葉だったようにも読み取れ、ぐっとくるものがあります。
このような成功の最中での輝く名言から、日常生活のつぶやき、低迷期の本音までを読めば、きっと今あなたが必要とする言葉に出会えるはずです。
私自身、ジョブズの「生声」に支えられながら、本書を編集しました。同時発刊、アマゾン創業者の「ジェフ・ベゾスの生声」と合わせて、ぜひご一読ください!
(文響社 編集部 麻生麗子)