「なめたくなるほど格好いいボタン」...カリスマの言葉にある、人を奮い立たせる力とは?
知られざるトランスジェンダーの苦悩
『トランスジェンダー問題――議論は正義のために』
著者:ショーン・フェイ
翻訳:高井ゆと里
解説:清水晶子
出版社:明石書店
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「男性から女性に移行したトランスジェンダー女性が女子トイレに入ることを認めてよいのか」「トランスジェンダーが増えると家族制度が崩壊するのではないか」......。
LGBTQという言葉が広まる一方で、出生時に割り当てられた性別とは異なるアイデンティティをもつトランスジェンダーの存在を「問題」として扱う言説が、SNSを中心に増加しています。
しかし、シスジェンダー(トランスジェンダーではない人)が圧倒的多数を占める世の中で、トランスジェンダーがどのような困難を抱えて生きているかを知っている人はどれだけいるでしょうか。
本書『トランスジェンダー問題』は、トランスジェンダーが直面する現実を、信頼のおける調査や当事者たちへのインタビューに基づいて明らかにしています。背景には、トランスジェンダーの多くが貧困に苦しみ、法律や医療など制度的な差別の対象となっているという事実があります。それはトランスジェンダー以外のマイノリティにも共通する、社会全体の本当の「問題」といえます。
すべての人のより良い生のために、ぜひ手に取っていただきたい一冊です。
(明石書店編集部 辛島 悠)
収入を減らさず仕事を減らす方法とは?
『5年で仕事を半分にして、自由を手に入れる』
著者:山本憲明
出版社:明日香出版社
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「5年で仕事を半分にする」と聞いて、どんなイメージを持つでしょうか。「そんなことできるわけがない」と思う方が多いかもしれません。
本書では、そんな夢のような働き方・生き方を実現する方法を現役税理士が紹介します。
副業の推進、テレワークの普及など、働き方の多様化が進む現代において、ストレスの溜まる今の働き方を無理に続ける必要はありません。そうはいっても、「FIREを達成して生涯働かない」という生き方もなかなか難しいでしょう。
そこで本書では、仕事を減らして収入はそれほど減らさず自分の時間は増やせる、現実的で理想的な「5年で仕事を半分にする」働き方を提案します。
著者の山本憲明先生は、約10年の会社員生活ののちに独立し、会社員時代と比べて半分の時間で倍以上の収入を手にしながら、充実した私生活を送っています。
そんな著者自らが実践してきた仕事を半分にする仕事術や、将来の不安を消すお金の設計、半分にしていく具体的手順などを1冊にまとめました。
理想の働き方・生き方を手に入れる現実的な戦略を、この本を読んで是非手に入れてください。
(明日香出版社 編集担当 竹内)
flier編集部
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