最新記事

思考法

ダイエット成功の「明確な正解」が明らかに! 問題は何でも「因数分解」してみよう

2022年9月22日(木)18時38分
flier編集部
深沢真太郎氏

puckons-iStock

<ダイエットから仕事の進め方まで、自分だけの「正解」はこうやって導き出す。『あらゆる悩みを自分で解決! 因数分解思考』著者・深沢真太郎氏に聞く>

※この記事は、本の要約サービス「flier(フライヤー)」からの転載です。

ビジネスにおける「数学」と聞いて、どんなことを思い浮かべるでしょうか。

会社の数字、営業の数字、データの分析など、「数字」を思い浮かべる人は多いかもしれません。

しかし、数学=数字なのでしょうか?

今回は、ビジネス数学教育家で新刊『あらゆる悩みを自分で解決! 因数分解思考』を上梓した深沢真太郎さんに、ビジネスにおける「数学」の使い方について伺いました。聞き手は、株式会社フライヤーの執行役員・井手琢人です。

220921fl_fzq01.jpg

因数分解思考
 著者:深沢真太郎
 出版社:あさ出版
 要約を読む

悩みを「数学」で解決する

井手琢人(以下、井手) 今回のタイトルに「あらゆる悩みを自分で解決」とありますが、悩みを「数学」で解決しようというのは新しい世界観だなと感じました。

深沢真太郎さん(以下、深沢) 学校で勉強している「数学」とは、目の前に与えられた問題を論理的に考えて答えを出す練習をする学問です。「問題を論理的に考えて答えを出す」作業は、学校の中だけで必要なものではないと私は考えます。

「仕事がうまくいかない」や「ダイエットで失敗続き」など、誰しも解決したい悩みはあるものですよね。

井手 そういう悩みを “数学の問題” として捉えようということですね?

深沢 そうです。難しい数学を覚えてもらおうということではなくて、日常にある問題や悩みを「数学」を使って解決しましょうという提案をしたいんです。

井手 人々の「悩み」がとても曖昧なものなのに対して、逆に数学は、「答えは〇〇」とはっきり答えを出す学問ですよね。一見、対照的な2つに接点はあるのでしょうか?

深沢 はい。答えの曖昧さ・正確さという部分では差がありますが、答えを探り当てるまでの行為・プロセスは同じです。だから、そのプロセス=頭の動かし方だけ数学から盗めばいいわけです。

今回の『因数分解思考』は、因数分解を勉強する本ではなく、皆さんの悩みを分解して答えを探り当てていこうというコンセプトなんです。

「ダイエットがうまくいかない」を因数分解する

井手 たとえば「ダイエットがうまくいかない」という悩みがあった場合、因数分解思考を使うとどうなりますか?

深沢 究極的にシンプルに因数分解すると、「自分でできること」と「自分ではどうにもならないこと」の2つに分けられるかもしれません。

そうなった場合、「自分ではどうにもならないこと」についてはいくら考えても仕方がないわけです。だからそれは一旦忘れて、「自分でできること」に集中する。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

トランプ氏、米軍制服組トップ解任 指導部の大規模刷

ワールド

アングル:性的少数者がおびえるドイツ議会選、極右台

ワールド

アングル:高評価なのに「仕事できない」と解雇、米D

ビジネス

米国株式市場=3指数大幅下落、さえない経済指標で売
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:ウクライナが停戦する日
特集:ウクライナが停戦する日
2025年2月25日号(2/18発売)

ゼレンスキーとプーチンがトランプの圧力で妥協? 20万人以上が死んだ戦争が終わる条件は

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    口から入ったマイクロプラスチックの行く先は「脳」だった?...高濃度で含まれる「食べ物」に注意【最新研究】
  • 2
    人気も販売台数も凋落...クールなEVテスラ「オワコン化」の理由
  • 3
    メーガン妃が「アイデンティティ危機」に直面...「必死すぎる」「迷走中」
  • 4
    1888年の未解決事件、ついに終焉か? 「切り裂きジャ…
  • 5
    がん細胞が正常に戻る「分子スイッチ」が発見される…
  • 6
    ソ連時代の「勝利の旗」掲げるロシア軍車両を次々爆…
  • 7
    深夜の防犯カメラ写真に「幽霊の姿が!」と話題に...…
  • 8
    私に「家」をくれたのは、この茶トラ猫でした
  • 9
    飛行中の航空機が空中で発火、大炎上...米テキサスの…
  • 10
    トランプが「マスクに主役を奪われて怒っている」...…
  • 1
    口から入ったマイクロプラスチックの行く先は「脳」だった?...高濃度で含まれる「食べ物」に注意【最新研究】
  • 2
    がん細胞が正常に戻る「分子スイッチ」が発見される【最新研究】
  • 3
    人気も販売台数も凋落...クールなEVテスラ「オワコン化」の理由
  • 4
    戦場に「北朝鮮兵はもういない」とロシア国営テレビ.…
  • 5
    動かないのに筋力アップ? 88歳医大名誉教授が語る「…
  • 6
    朝1杯の「バターコーヒー」が老化を遅らせる...細胞…
  • 7
    7年後に迫る「小惑星の衝突を防げ」、中国が「地球防…
  • 8
    ビタミンB1で疲労回復!疲れに効く3つの野菜&腸活に…
  • 9
    「トランプ相互関税」の範囲が広すぎて滅茶苦茶...VA…
  • 10
    墜落して爆発、巨大な炎と黒煙が立ち上る衝撃シーン.…
  • 1
    週刊文春は「訂正」を出す必要などなかった
  • 2
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる唯一の方法
  • 3
    【一発アウト】税務署が「怪しい!」と思う通帳とは?
  • 4
    口から入ったマイクロプラスチックの行く先は「脳」…
  • 5
    「健康寿命」を延ばすのは「少食」と「皮下脂肪」だ…
  • 6
    1日大さじ1杯でOK!「細胞の老化」や「体重の増加」…
  • 7
    がん細胞が正常に戻る「分子スイッチ」が発見される…
  • 8
    戦場に「北朝鮮兵はもういない」とロシア国営テレビ.…
  • 9
    世界初の研究:コーヒーは「飲む時間帯」で健康効果…
  • 10
    「DeepSeekショック」の株価大暴落が回避された理由
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中