最新記事

ビジネス

なぜ胃腸科の専門医は「朝食にパンを食べるな」という本を出したのか...いまイチオシの4冊

2022年9月21日(水)17時58分
flier編集部

専門医が食の常識に関する誤解を解く

220920fl_ieb03.jpg

朝食にパンを食べるな
 10万人の胃腸を診た専門医が教える‼ 長生き食事術

 著者:福島正嗣
 出版社:プレジデント社

胃もたれ、胃痛、下痢、メタボ、片頭痛、アトピー、糖尿病...。その不調、毎朝のパンが原因かもしれません。

最近ではグルテンフリーが知られるようになりましたが、パンに限らず、炭水化物(糖質)の摂り過ぎは、胃腸や体にさまざまな影響を及ぼします。

本書では、じつはお粥やうどんも消化にはよくないなど、これまでの食の常識に関するさまざまな誤解を、10万人の胃腸を診てきた消化器専門医がひも解いています。

胃腸科医でありながら炭水化物が大好きでメタボで、かつ胃腸も弱かった著者が、糖質制限を始めて2カ月で10㎏やせて、長年の不調も改善。以来、自身のクリニックで患者さんたちに指導してきた低炭水化物・高脂肪の食事術をまとめました。

毎朝のパンが体に悪い理由から胃腸にいい食習慣、和食はヘルシーという誤解、糖質制限ダイエットの正しい方法まで、長生きするための食事術がわかる1冊です。
(プレジデント社 書籍編集部 工藤隆宏)

好きなことだから失敗せずに挑戦できる

220920fl_ieb04.jpg

女は好きなことを仕事にする
 著者:大原真樹
 出版社:大和書房

好きなことを仕事にする──。女性だからこそできることかもしれません。

著者の大原真樹氏は「モロッコが好き」「モロッコ雑貨がかわいい」という想いだけで、たった一人でアフリカでビジネスを始めてカゴバックやバブーシュを日本に広めました。

モロッコで買い付けた雑貨たちが自宅に届くと、自分で検品し、自分でタグを作り、自分でタグをつけ、スーツケースに詰め込んで、手当たり次第に電話をかけて飛び込み営業。「スリッパおばさん」と言われても、売れるあてがなくても「売れ残ったら自分で使える」と意に介さず。でも、この趣味の感覚は女性には理解できるのではないでしょうか。

儲けるために買うのではなく、好きだから買う。儲けるために作るのではなく、好きだから作る。ここに「好きなことを仕事にする」可能性と再現性があります。失敗せずに小さなチャレンジを積み重ねていくための思考法が書かれています。
(長谷川恵子)

◇ ◇ ◇


flier編集部

本の要約サービス「flier(フライヤー)」は、「書店に並ぶ本の数が多すぎて、何を読めば良いか分からない」「立ち読みをしたり、書評を読んだりしただけでは、どんな内容の本なのか十分につかめない」というビジネスパーソンの悩みに答え、ビジネス書の新刊や話題のベストセラー、名著の要約を1冊10分で読める形で提供しているサービスです。

通勤時や休憩時間といったスキマ時間を有効活用し、効率良くビジネスのヒントやスキル、教養を身につけたいビジネスパーソンに利用されており、社員教育の一環として法人契約する企業も増えています。

このほか、オンライン読書コミュニティ「flier book labo」の運営など、フライヤーはビジネスパーソンの学びを応援しています。

flier_logo_nwj01.jpg

今、あなたにオススメ

関連ワード

ニュース速報

ビジネス

米CPI、12月は前年比2.9%上昇に加速 インフ

ビジネス

TikTok、米での利用遮断を準備中 新法発効の1

ビジネス

独成長率、第4四半期速報0.1%減 循環・構造問題

ワールド

米国の新たな制裁、ロシアの石油供給を大幅抑制も=I
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:トランプ新政権ガイド
特集:トランプ新政権ガイド
2025年1月21日号(1/15発売)

1月20日の就任式を目前に「爆弾」を連続投下。トランプ新政権の外交・内政と日本経済への影響は?

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    ティーバッグから有害物質が放出されている...研究者が警告【最新研究】
  • 2
    ド派手な激突シーンが話題に...ロシアの偵察ドローンを「撃墜」し、ウクライナに貢献した「まさかの生物」とは?
  • 3
    体の筋肉量が落ちにくくなる3つの条件は?...和田秀樹医師に聞く「老けない」最強の食事法
  • 4
    メーガン妃のNetflix新番組「ウィズ・ラブ、メーガン…
  • 5
    【随時更新】韓国ユン大統領を拘束 高位公職者犯罪…
  • 6
    中国自動車、ガソリン車は大幅減なのにEV販売は4割増…
  • 7
    「日本は中国より悪」──米クリフス、同業とUSスチ…
  • 8
    韓国の与党も野党も「法の支配」と民主主義を軽視し…
  • 9
    TikTokに代わりアメリカで1位に躍り出たアプリ「レ…
  • 10
    大麻は脳にどのような影響を及ぼすのか...? 高濃度の…
  • 1
    ティーバッグから有害物質が放出されている...研究者が警告【最新研究】
  • 2
    体の筋肉量が落ちにくくなる3つの条件は?...和田秀樹医師に聞く「老けない」最強の食事法
  • 3
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるようになる!筋トレよりもずっと効果的な「たった30秒の体操」
  • 4
    「涙止まらん...」トリミングの結果、何の動物か分か…
  • 5
    ロシア兵を「射殺」...相次ぐ北朝鮮兵の誤射 退却も…
  • 6
    睡眠時間60分の差で、脳の老化速度は2倍! カギは「…
  • 7
    メーガン妃のNetflix新番組「ウィズ・ラブ、メーガン…
  • 8
    トランプさん、グリーンランドは地図ほど大きくない…
  • 9
    装甲車がロシア兵を轢く決定的瞬間...戦場での衝撃映…
  • 10
    古代エジプト人の愛した「媚薬」の正体
  • 1
    ティーバッグから有害物質が放出されている...研究者が警告【最新研究】
  • 2
    大腸がんの原因になる食品とは?...がん治療に革命をもたらす可能性も【最新研究】
  • 3
    体の筋肉量が落ちにくくなる3つの条件は?...和田秀樹医師に聞く「老けない」最強の食事法
  • 4
    夜空を切り裂いた「爆発の閃光」...「ロシア北方艦隊…
  • 5
    インスタント食品が招く「静かな健康危機」...研究が…
  • 6
    ロシア軍は戦死した北朝鮮兵の「顔を焼いている」──…
  • 7
    TBS日曜劇場が描かなかった坑夫生活...東京ドーム1.3…
  • 8
    「涙止まらん...」トリミングの結果、何の動物か分か…
  • 9
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
  • 10
    「戦死証明書」を渡され...ロシアで戦死した北朝鮮兵…
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中