2年で10倍、急成長する観光エンタメ企業、タビナカからFunへ
すべての人により安心・安全な旅行体験を
グローバルスタンダードを満たした企業にするため、2019年11月1日、FunGroupへ社名変更した。
日本産のスタートアップが海外市場に挑戦するハードルは極めて高い。日本の本社から海外の子会社や社員をマネジメントする上で最も大きな困難となるのはカルチャーの浸透だ。生まれた国も育った環境も異なる海外の社員を日本の当たり前を適用することは極めて困難だ。
"海外で積極展開すべく、今月の11月に会社名をタビナカからFUN GROUPに変更しました。世界中のユーザーに安心する旅行体験を提供するというコンセプトにすることで、グループ全体の想いが一丸となりました"(三木氏)
海外企業を積極買収し、2年で4社を子会社に
"これまでの旅行サービスとはまるで異なる、現地で最高の旅を体験できることにコミットし、顧客の安心と安全を保証し、そして何よりFunになれることを提供します。そして地球上でよりFunを提供できる会社に成長させます。
旅行サービスのみに止まらず、より多くの人の人生のFunを増やしていきたいです"(三木氏)
同社が2年間で買収した企業は4社になる。今後直近で大型の資金調達を実施することで、さらに買収の領域を増やすとのことだ。世界水準の観光エンターテインメント企業として同社の展開が見逃せない。
<執筆者>
戸村光:2013年日本の高校を卒業後、シリコンバレーに渡米。カリフォルニア州立大学を在学中に現地のスタートアップ、VCで経験を積む。2015年にhackjpn,incを創業。現在は米国、日本、ロシアを拠点に投資家・企業の評価サービスdatavase.ioを運営している。同社の顧客企業は大手企業から、政府機関、スタートアップと幅広く約1000社に導入されている。