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知られざる「働く女性」のパイオニア/It's just as well that...(~ということが実は良かった)
【今週のTED Talk動画】 Why do ambitious women have flat heads? - Dame Stephanie Shirley https://www.ted.com/talks/dame_stephanie_shirley_why_do_ambitious...
■登壇者:デイム・ステファニー・シャーリー
欧米で女性のほとんどが専業主婦をしていた時代、デイム・ステファニー・シャーリーは全ての社員が女性である会社を設立した。仕事の内容はソフトウェア開発であったし、さらに珍しいことに社員は皆、家で仕事をしていた。1960年代の話である。
技術中心の職場において女性の活躍をどのように促進すればよいか、そして、仕事と家庭のバランスをどのように保つかが討論されている今からすれば、確かにパイオニア的な会社であった。しかも、この会社は大きな成功を収めたのだ。企業評価は30億ドルに上り、社員のうち70人がミリオネア(百万長者)になった。
シャーリー氏は聴衆を奮起させるような起業ストーリーを語りながら、自分の人生における難しい局面――ナチスから逃れたこと、息子の自閉症と死、そして男性優越主義との絶え間ない闘い――について、率直かつユーモアたっぷりに語っている。このTED Talkを聞けば、素晴らしい人物を知ることができたと誰もが感じるだろう。
■キーフレーズ解説
It's just as well that...
~ということが実は良かった
(動画12:39より)
It's just as well that...という表現は、ひと目見ただけではあまり良くないように思えるけれど実際は良かった、ということを示すために使われます。ここでシャーリー氏は、起業するのは大変なことなので、It's just as well that I'm a workaholic(自分が仕事中毒だということが実は良かった)と言っています。
典型的な使用例を紹介します:
●It's just as well that you didn't go--the meeting was cancelled.
(君が行かなかったのは実は良かった――会議はキャンセルになったので)
●It's just as well that I didn't get into Harvard, because I couldn't afford the tuition.
(ハーバードに入れなかったのは、実は結果的には良かったのです。なぜなら、授業料を払えなかったからです)
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