- HOME
- コラム
- プリンストン発 日本/アメリカ 新時代
- 投票直前の今、最も感染リスクが高いのはトランプ派集…
投票直前の今、最も感染リスクが高いのはトランプ派集会
冷静に考えれば、そうした政治集会では、大統領から直接感染する可能性は少ないでしょう。ですが、この種の集会というのは「最も気にしない人」が集結しているというのは間違いないわけで、リスクは相当に高いイベントになります。そうなると「接戦州における投票行動未決定者」がそんな集会に行くとは考えられません。また集会に行く熱心なトランプ信者の声が、無党派層に届くとも思えません。
まだ最終的な情勢判断をするには早いですが、コロナ禍を利用して強気の姿勢をアピールするトランプ大統領の戦術は、それほど効果はないのではないかと思えるのです。ただ、大統領はこの選挙戦の最終局面においては、無党派層つまり未決定層へのアピールではなく、極端な立場を取るコア支持層を固めることに躍起になっています。こうなると、孤立感を強めるそうしたグループが、大統領に煽られて暴力沙汰などを起こすことが真剣に心配されます。
先週末には、ミシガン州でコロナ対策に不満を持った極右グループが、民主党の女性知事を誘拐しようとした未遂事件がありました。退役軍人2人を含むグループの13人は、ボディービルに熱中しており、コロナ禍でスポーツジムへの営業停止命令が出ていたことへの恨みを口にしていたそうです。とにかく、そうした極端なグループによる選挙妨害をどう抑え込んでいくのか、選挙戦終盤の最も大きなテーマはそこになると考えられます。

アマゾンに飛びます
2025年4月8日号(4月1日発売)は「引きこもるアメリカ」特集。トランプ外交で見捨てられた欧州。プーチンの全面攻撃リスクにさらされるヨーロッパは日本にとって他人事なのか?
※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら
博士課程の奨学金受給者の約4割が留学生、問題は日本社会の側にある 2025.04.02
内紛続く米民主党、震源地はニューヨーク 2025.03.26
トランプが南米ギャング団幹部を国外追放、司法との対決に直面 2025.03.19
株価下落、政権幹部不和......いきなり吹き始めたトランプへの逆風 2025.03.12
施政方針演説で気を吐くトランプに、反転攻勢の契機がつかめない米民主党 2025.03.06
令和コメ騒動、日本の家庭で日本米が食べられなくなる? 2025.02.26
ニューヨーク市長をめぐる裏切りのドラマがリアルタイムで進行中 2025.02.19
-
外資系顧客向けシステムエンジニア/システムインテグレータ・ソフトハウス
株式会社リファルケ
- 東京都
- 年収450万円~1,260万円
- 正社員
-
品川本社/ベンダーファイナンス営業 大手外資系ICTベンダー/業界未経験歓迎・リモートワーク可
NECキャピタルソリューション株式会社
- 東京都
- 年収400万円~630万円
- 正社員
-
外資系案件担当/SNSマーケティングのコミュニケーションプランナー/東/英語力を活かせる仕事
トランス・コスモス株式会社
- 東京都
- 年収360万円~620万円
- 正社員
-
港区/アカウントマネージャー 既存営業/乳製品貿易トップシェアの外資系メーカー/リモートワーク可
フォンテラ ジャパン株式会社
- 東京都
- 年収860万円~1,100万円
- 正社員