インテル、関税で第2四半期見通しさえず TSMCと会合明かす

4月24日、米半導体大手インテルが発表した第2・四半期売上高見通しは112億─124億ドルで、LSEGがまとめたアナリスト予想平均の128億2000万ドルに届かなかった。写真は、コンピュータ基盤と同社ロゴ。2024年1月、ボスニア・ヘルツェゴビナのサラエボ市で撮影(2025年 ロイター/Dado Ruvic)
By Max A. Cherney, Arsheeya Bajwa, Stephen Nellis
[24日 ロイター] - 米半導体大手インテルが24日発表した第2・四半期売上高見通しは112億─124億ドルで、LSEGがまとめたアナリスト予想平均の128億2000万ドルに届かなかった。
調整後1株損益見通しも、アナリスト予想(0.06ドルの黒字)を下回る収支ゼロとなった。
同社株価は時間外取引で急落。先月就任したリップ・ブー・タン最高経営責任者(CEO)による経営立て直しを期待している投資家にとっては、幸先の良くない材料と言えそうだ。
タンCEOは投資家との電話会見で、インテルの革新文化を活性化させる計画を初めて示唆。従業員に週4日オフィスに出社することを義務付けるほか、会議を減らし、不要な社内管理業務を廃止して中核のエンジニアリング業務を優先させる方針などを示した。
この発言でインテル株の下落は食い止められたように見えたが、それでもなお5%安となった。
タン氏はまた、ライバルである台湾積体電路製造(TSMC)の魏哲家最高経営責任者(CEO)と張忠謀(モリス・チャン)氏と最近会ったことを明かした上で、協力可能な分野を見いだし、「ウィンウィンの状況をつくり出す」ことが目的だったと語った。
TSMCは23日、カリフォルニア州サンタクララで毎年恒例の米テクノロジーデーを開催し、タン氏と魏氏も出席した。
<第2・四半期にレイオフ開始>
デービッド・ジンスナー最高財務責任者(CFO)は、第1・四半期はトランプ米大統領の関税政策発動前の駆け込み需要がインテルの売上高を押し上げたが、第2・四半期は逆に関税を巡る不確実性が逆風になるだろうとの見方を示した。
ジンスナー氏は「第2・四半期のガイダンスは、関税に起因する不透明感が反映されている」と述べた。
リストラ計画については、従業員数に与える影響はなお不透明とし、第2・四半期決算報告時に明らかにできるとの見通しを示した。
一方、タン氏はアナリストとの電話会見に先立って公表された従業員宛てメモで、レイオフは第2・四半期に始まり、社内の官僚主義を減らすことに重点を置くと記している。
ジンスナー氏はロイターに「長年にわたってインテルに根付いてきた多くの官僚的要素がある。タン氏はこれを全て取り除き、エンジニアがより迅速に製品を生み出せるようにしたがっており、われわれはその取り組みに全力を注がなければならない」と強調した。
インテルは25年通期の調整後営業経費の目標を従来の175億ドルから約170億ドルに、グロスベースの設備投資目標額も200億ドルから180億ドルにそれぞれ引き下げた。26年の営業経費目標は160億ドルとしている。
第1・四半期売上高は横ばいの126億7000万ドルで、アナリスト予想の123億ドルは上回った。
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