プレスリリース

高校生と地元企業が食品ロスから開発!干し芋ジャム『芋沼』が道の駅掛川で販売開始~ 廃棄予定だった干し芋をジャムに再生、SDGsに貢献する地域×高校生コラボ商品 ~

2025年04月01日(火)19時00分
静岡県掛川市の道の駅掛川にて、掛川東高等学校(静岡県掛川市)の生徒と、菊川市のさつまいも加工販売事業者「サツマイモラボ」(合同会社S&T)が共同開発した干し芋ジャム『芋沼(いもぬま)』が、2025年3月20日に販売が開始されました。


干し芋の製造過程で生じる通常は廃棄される部分を活用して生まれた本商品は、食品ロス削減などSDGs(持続可能な開発目標)に通じる取り組みとして注目を集めています。

発売初日は高校生たち自らが店頭に立ってPRを行い、多くの来場者に商品の魅力を伝えました。
現在『芋沼』は道の駅掛川で引き続き販売されているほか、オンラインの直販サイトでも購入が可能です。
過去に干し芋商品の応援購入サービスで目標の1700%超という驚異的な支援を集めた実績を持つ同チームは、今回の新商品でも地域発のSDGsコラボ事例としてさらなる広がりを目指しています。


■地域×高校生による食品ロス削減への挑戦
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/431474/LL_img_431474_1.jpeg
芋沼(商品)

掛川東高校の生徒たちは、総合的探究の学習の一環で地元の農産物を活用した商品開発に取り組みました。
その中で着目したのが、干し芋の加工過程で発生する白く硬い部分「シロタ」です。
品質基準外として廃棄されることが多いシロタを「もったいない」と感じた生徒たちは、サツマイモラボと協力しこれをおいしいジャムに再生させることを発案しました。

試行錯誤の末、乾燥した干し芋ならではの程よい食感を適度に残し、紅はるかの自然な甘みを生かした新感覚のジャムが完成しました。
保存料や着色料を一切使用せず、原料は国産のサツマイモ(紅はるか)と砂糖のみというシンプルさも安全・安心とヘルシー志向の観点で評価されています。

高校生たちの斬新な発想と地元企業のノウハウが融合した本商品は、「廃棄物から価値を生み出す」地域発SDGsプロジェクトとして誕生しました。


■SDGsに貢献する『芋沼』の特徴
開発された『芋沼』は、単なる新商品に留まらず、持続可能な社会づくりにも貢献するポイントが数多くあります。

<特徴>
Point1:環境への配慮
干し芋づくりで捨てられていた部分を再利用し、食品ロス削減に貢献しています。
画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/431474/LL_img_431474_2.jpeg
シロタ

Point2:地域連携
掛川東高校の生徒が発案から商品化まで関わり、地元企業とのコラボレーションで実現しました。
画像3: https://www.atpress.ne.jp/releases/431474/LL_img_431474_3.jpeg
高校生発表

Point3: SDGs推進
地域の高校生が未来の環境や社会を考えて実践した、サステナブル(持続可能)な取り組みです。

Point4:デザインの多様性
商品ラベルは高校生がデザインを考案し、2種類の個性あふれるラベルを用意しました。
(※中身は同一です)
画像4: https://www.atpress.ne.jp/releases/431474/LL_img_431474_4.jpeg
商品1
画像5: https://www.atpress.ne.jp/releases/431474/LL_img_431474_5.jpeg
商品2

Point5:過去の実績
開発母体のチームは、別の干し芋商品で応援購入サービス「Makuake」にて目標比1700%超の支援獲得を達成した実績があります。
そこで培われたノウハウが今回のジャム開発にも活かされています。

画像6: https://www.atpress.ne.jp/releases/431474/LL_img_431474_6.jpeg
応援購入の支援結果

Point6:メディア注目
こうしたユニークな試みが評価され、本商品は読売新聞社からも取材を受けました。
大手メディアにも掲載されるなど、社会的な注目を集めています。

画像7: https://www.atpress.ne.jp/releases/431474/LL_img_431474_7.jpeg
読売新聞社 掲載

■3月20日発売当日の様子と販売情報
画像8: https://www.atpress.ne.jp/releases/431474/LL_img_431474_8.jpeg
高校生販売

発売当日となった2025年3月20日(春分の日)、道の駅掛川では高校生たちが試食サービスや商品説明を行いながら『芋沼』を販売しました。
生徒たちは来店客に積極的に声をかけ、開発ストーリーやジャムの味わい、SDGsへの思いを伝えるなど、笑顔で接客する様子が印象的でした。

本商品の価格は1瓶140g入りで税込918円。現在は道の駅掛川で継続販売されており、今後も実店舗での販売を継続予定です。(掛川さすが市、掛川駅これっしか処)
また、サツマイモラボのオンラインショップでも購入可能となっており、遠方からでも注文ができます。
商品に込められたストーリー性から、ギフトやお土産としても喜ばれる一品となっています。

地域の高校生と企業がタッグを組んで生まれた『芋沼』は、食品ロス削減という社会課題にユニークな形でアプローチした成功例です。
継続的な販売を通じて、地元発のSDGs商品としてさらなる認知拡大を図るとともに、地域×学生のコラボレーションによるまちおこしや人材育成への関心喚起にもつなげていきたい考えです。

今後も『芋沼』をはじめとした持続可能な地域発商品が幅広い層に届き、地域活性化の一助となることが期待されています。


■会社概要
商号 : 合同会社S&T
代表者 : 代表社員 内田 拓也・松下 盛一
所在地 : 〒437-1522 静岡県菊川市嶺田2455番地
設立 : 2022年6月
事業内容: 加工業、通販事業
資本金 : 100万円
URL : https://spotatolabo.theshop.jp/


■【本件に関するお客様からのお問い合わせ先】
合同会社S&T お客様相談窓口
お問い合せフォーム: https://x.gd/1syoN


詳細はこちら
プレスリリース提供元:@Press
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