中国共産党政治局員2人の担務交換、「異例」と専門家

中国共産党で人事と対外工作を担う政治局員2人が担務を入れ替える人事が行われたと、国営メディアが2日に報じた。写真は3月、中国人民政治協商会議に出席した際の石泰峰氏。(2025年 ロイター/Tingshu Wang)
Laurie Chen
[北京 2日 ロイター] - 中国共産党で人事と対外工作を担う政治局員2人が担務を入れ替える人事が行われたと、国営メディアが2日に報じた。担務交換の理由は明らかにされていない。専門家によると、高官レベルでのこうした入れ替え人事は異例という。
石泰峰氏(68)は党で人事を管轄する組織部、李幹傑氏(60)は宗教や少数民族、香港、台湾などに対し党の影響力を及ぼす統一戦線工作部のトップに、それぞれ任命された。それぞれの担務が入れ替わった。両氏はいずれも2022年に24人で構成する政治局に昇格したが、7人で構成する政治局常務委員ではない。
シンガポール国立大学のアルフレッド・ウー准教授は、政治局員間の入れ替えは中国共産党で前例がないとし、「閣僚間の異動は珍しくないが、今回の政治局の2つのポストは党の中で非常に大きな要職だ」と述べた。
習近平国家主席は長年にわたり、党幹部や軍で広範囲にわたる反汚職キャンペーンを先導してきた。新たに人事を管轄する石氏は習氏の側近と見なされており、過去2年間の組織部による幹部候補者に関する審査が不十分だったと習氏が考えている可能性がある、との指摘も出ている。