- HOME
- コラム
- パックンのちょっとマジメな話
- 「103万円の壁」見直しではなく「壁なし税制」を.…
「103万円の壁」見直しではなく「壁なし税制」を...金持ち優遇をなくす「3つの方法」
現在の社会保障制度では、労働時間が週20時間以下の社員、従業員が50人以下の企業、などと線引きされているため、その線を超えないように働き控えする人もいれば「働かせ控え」や「雇い控え」する企業もある。もったいない!
もう分けないでいこう。全員同じ制度にまとめて、徴収も管理も窓口を一元化する。今の社会保険にみられる労使折半を維持してもいいけど、バイト代も含めて、全ての賃金に適応しよう。
自営業、フリーランスの方は全額負担になるが、もちろんそれは、提供している商品やサービスの値段に盛り込んでいいはず。所得のない人は当然公金で補助することになるが、それは現行制度と大して変わらない。
もっとシンプルにするなら、労使折半をやめて、以前から議論されている「税と社会保障の一体改革(本当の意味での)」を目指してもいいかもしれない(税収の問題を考えなければいけないけど)。そこにスロープ式課税を加えれば、僕も賛成だ。
とにかく、国民の間の隔たりをなくして制度も手続きも簡略化しよう。もったいない!も、面倒くさい!もなくそう。
そして、大胆に、控除もなくそう!
控除は高所得者ほど節税になる...いいのか?
いやいや「みんなが税金を払う!」とか「控除もなし!」とか、そんなキャッチコピーじゃ、絶対に売れないね、この案は!と、また突っ込まれそう。だが、やはり最後まで聞いてください。
現行制度にある、配偶者控除、扶養控除、医療費控除、ひとり親控除、寡婦控除などの狙いは素晴らしいと思う。国の支えが必要な時はもちろんある。だが、その目的達成のためには「控除」という形がベストな策ではない。
例えば、子を持つ親を応援したい!という思いは素晴らしい。それで、扶養親族の控除が設けられ、子供1人当たり38万円の所得が非課税になっている。だが、これでは親の所得税率次第で応援の度合いが変わるのだ。
例えば、課税所得が890万円で所得税率23%の人にとって、この控除で8万7400円の節税ができる。一方、所得が189万円で税率5%の人は1万9000円だけ。子育て中の低所得者が一番政府の助けを必要としているはずだが、収入が4倍以上の方を政府が4倍以上応援している形だ。間違った「推し活」ではないか。
「103万円の壁」見直しではなく「壁なし税制」を...金持ち優遇をなくす「3つの方法」 2025.02.02
トランプ氏が米ドルの「ライバル」である仮想通貨を推進してアメリカの「特権」を捨てる理由 2024.12.28
トランプを再び米大統領にするのは選挙戦を撤退したはずのケネディ? 2024.09.19
トランプがバイデンに与えてしまった「必殺技」...最高裁判決で無限の権力を手中に? 2024.08.06
討論会惨敗の米民主党がここから「仮病」で大統領選に勝つ方法 2024.07.01
謎のステルス増税「森林税」がやっぱり道理に合わない理由 2024.06.11
-
経験1年必須/ITコンサル/SE/Sierからコンサルタントへ/外資系プロジェクト有/残業少
株式会社ノースサンド
- 東京都
- 年収500万円~1,600万円
- 正社員
-
外資系顧客向けシステムエンジニア/システムインテグレータ・ソフトハウス
株式会社リファルケ
- 東京都
- 年収450万円~1,260万円
- 正社員
-
「外資系」ITヘルプデスク「英語:中級以上」/ITコンサルティング
エイラシステム株式会社
- 東京都
- 年収400万円~650万円
- 正社員 / 契約社員
-
SASシステムの導入サポート/システムエンジニア/要件定義/外資系ソフトウェア会社/HTML
株式会社スタッフサービス
- 東京都
- 月給23万5,000円~55万円
- 正社員