北尾SBI社長、フジ改革経営に意欲 「敵対なら徹底的に勝負」

4月17日、SBIホールディングスの北尾吉孝会長兼社長は都内で記者会見し、フジ・メディア・ホールディングスの改革に意欲を示した。都内で2020年撮影(2025年 ロイター/Junko Fujita)
Kentaro Okasaka
[東京 17日 ロイター] - SBIホールディングスの北尾吉孝会長兼社長は17日、都内で記者会見し、フジ・メディア・ホールディングスの改革に意欲を示した。同社の人事・組織改革やビジネスモデル改革が必要だとした上で「もし敵対するとしたら徹底的に勝負する。(同社株を)5%くらい買うのはわけないことだ」と強い姿勢を示した。
北尾氏は、米投資ファンドのダルトン・インベストメンツが社外取締役への起用を株主提案している12人のうちの1人。フジ・メディアHDの経営陣について「世の中の人が大きな変革があるという期待感を持てるようにしないとスポンサーシップもついてこないし、他の株主も賛意を示すことにはならない」と指摘。6月の株主総会の承認を経て社長に就任する見通しの清水賢治専務を中心に、ダルトンとも協議して最終的な役員候補らを改めて提示すべきだと主張した。
フジ・メディアHDの営業利益に占めるメディアコンテンツ事業の割合が不動産などに比べて低いとし「なぜ本業重視で、本業の方が上回る体制を作れないのか」と批判した。
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