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日本を変えるのはKYのチカラだ!
一流大学生でも、意見があっても言えない人が多い。そもそも意見がない人も多い。 学生だけではない。先生も社会人も同じ悩みを持っている人が少なくない。もっとも、恐ろしいのは悩んでいない人だ。なぜなら、彼らはそもそも自覚していないのだから。
われわれが生きている時代には、意見とそれを伝えるコミュニケーションスキルが必要不可欠だ。テレビなどで毎日のように「この問題に関して国民の議論がまだまだ足りない」と叫んでいるけど、実際に国民が議論している姿って、めったに目にしないよね? あなたはTPPをどう思う? アベノミクスは? 憲法改正は? 日中関係は? 米軍基地移設問題は? イスラム過激派対策は? 厚切りジェイソンは?
これらの質問を政治家やコメンテーターだけではなく、国民全員がし合って、応え合っていないとだめだと思う。はっきりした意見を持って議論しないと。
しかし「出る杭は打たれる」精神にあふれた教育を受けてきた日本人が、そんなことがすぐにできるはずもない。はっきりした意見を言って目立つ人、ましてや目上の人に反論するような人は学校でも社会でも受け入れられづらい。でも今、そんな人材が必要になっている。21世紀のキーワードはKYだ!まあ、空気を読むのも大事なスキルだが、読みすぎるのは良くない。
そこで、僕は立ち上がりたい...ちょっとだけ。このコラムでアメリカや世界のニュースを中心に取り上げていくが、日本の社会や政治について気になる点についても論点として挙げていこうと思っている。
僕の考えが100%正しいとは保証できない。専門家ではない。また、必ずしも笑えるものでもない。お笑い芸人でもない......いや、お笑い芸人ではある。ちょっとは面白くしよう。
でもとにかく、ここで僕の意見をはっきりと伝えていく。それをきっかけに、読者にも意見を持って近くの人と議論をするようになってくれれば最高にうれしい。
そんなプロセスを経て、大勢のオピニオンリーダーが生まれて欲しい。指導者も読者も、英語で「リーダー」という言葉なのは偶然じゃない! いや、偶然だけど、気にしない。
このコラムを読んでいる皆さんと一緒に日本の議論を引っ張って行こう! とにかく、これからこの連載を読んでくれるあなたの基本姿勢は、大きな声で意見をすぐに言うこと! そんなことができるのはニューズウィークの読者と幼稚園生ぐらいだからね。
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