コラム

iPhoneと直結して全天球撮影やライブストリーミング可能なVRカメラ Giroptic IO

2017年08月04日(金)16時00分

ライブストリームは、各種SNSが今最も力を入れている機能で、Giroptic IOでは、Facebook、Youtube、Periscope(Twitter系のライブストリームサービス)がサポートされているほか、ユーザー指定のサーバーを使うこともできる。

いわば、これだけでモバイルVR放送局として完結しているわけだが、さらに視聴者からのコメントもリアルタイムに表示されるので、バンド演奏のライブ配信や遠隔授業のプラットフォームとしての利用など、その可能性には計り知れないものがある。

Lightning端子に直挿しできるVRカメラとしてはInsta360 nanoという製品もあり、こちらは単体でも使えるハイブリッド仕様で解像度もより高いが、その分、筐体は縦長で厚みがあり、電池駆動時間の点ではやや分が悪い。

VRカメラにも様々なバリエーションが出てきたことは、徐々に市民権をえはじめた証でもあり、スマートフォン単体では撮影できない映像が撮れることから、それを補完する形で普及が進むことだろう。その世界を手軽に楽しむ上で、Giroptic IOのような製品への注目が高まっていきそうだ。

プロフィール

大谷和利

テクノロジーライター、原宿AssistOnアドバイザー、NPO法人MOSA副会長。アップル、テクノロジー、デザイン、自転車などを中心に執筆活動を行い、商品開発のコンサルティングも手がける。近著に「成功する会社はなぜ「写真」を大事にするのか」(現代ビジネスブック)「ICTことば辞典:250の重要キーワード」(共著・三省堂)、「東京モノ作りスペース巡り」(共著・カラーズ)。監修書に「ビジュアルシフト」(宣伝会議)。

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