<原作・監督・脚本は全員在日。重いテーマがコメディだからこそ深く刺さる。画期的な作品『月はどっちに出ている』が、邦画の世界にもたらした影響と
<法よりも道徳が大切? 村ぐるみの替え玉投票を告発した女子高生とその家族に向けられる怒り──テーマはまさしく同調圧力だ> 決め付けて申し訳な
<カメラは由宇子と共に動いてゆく。由宇子がいないシーンはほとんどない。徹底して禁欲的な手法は理解するが、見ながら不満がたまってゆく。志は大い
<市役所に勤める50歳で妻帯者の高梨と、心に秘めた女性・美奈子。2人は高校の同級生でありながら目を合わせない。美奈子はなぜ今も独り身なのか。
<緻密なストーリーと軽快なタッチ──笑いの後にやってくるラストの疾走は、難病で他界した川島雄三監督にとって必然だったかもしれない> 『幕末太
<伊丹十三演じる父親の目玉焼きの食べ方、家庭教師を演じる松田優作の奇妙な登場シーン──意味不明なシーンだらけなのに、その全てが作品と調和して
<フィクションは本当にないものを全くでっち上げ、ドキュメンタリーはあるものをどうでっち上げるか──それが「決定的な違い」と黒木は語る> 黒木
<丘の上の豪邸を見上げるスラム街の若者──『パラサイト 半地下の家族』で格差の暗喩に高低差を使ったポン・ジュノは、きっと黒澤の『天国と地獄』
<宗教や国境や民族や言語は違っても、皆自分と変わらないと気付くことは、数ある映画の役目の中でも特に重要な1つだ> 北朝鮮・平壌に行ってからも
<2人のクルド人青年は来日して10年以上が過ぎた今でも「不法滞在者」で、芸能活動の夢も、通訳の仕事も諦めた。作品に焼き付けられたのは、彼らの
同盟国も敵対国もお構いなし。トランプ版「ガイアツ」は世界恐慌を招くのか
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