映画『憂鬱之島』に込められた香港の怒りと悲しみ
2022年07月20日(水)16時50分
激動の状況を最前線で記録するからこそ、撮影は何度も延期され、製作費は際限なく膨らみ、スタッフは国家権力の脅威にさらされながら、クラウドファンディングの支援によって本作はようやく完成した。
『乱世備忘 僕らの雨傘運動』(2016年)のチャン・ジーウンが監督、『十年』(15年)のアンドリュー・チョイと『僕は屈しない』(17年)のピーター・ヤムが香港側の製作を務めた。映画配給会社・太秦の小林三四郎と弁護士の馬奈木厳太郎がプロデューサーとして参加している。
ブルーアイランドを訳せば憂鬱の島。観ればその意味は分かる。国家の暴力に脅かされながら国家を捨てられない悲しみ。そして怒り。希望はその後だ。
『Blue Island 憂鬱之島』(公開中)
監督/チャン・ジーウン
出演/チャン・ハックジー、ケネス・ラム、セッ・チョンイェン
<本誌2022年7月26日号掲載>
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