金利上昇の懸念とコロナからの回復で、なぜ「賃貸住宅派」のリスクが高まるのか?
高齢者は住む家がなくなる?
地方から首都圏への転入超過は毎年平均で10万人程度であり、戸建ても年間平均6万戸のペースで増加しているが、一般的な新築分譲マンションの供給数は年間約3万戸程度しかない。
価格高騰と金利上昇で供給数が減った場合、新築マンションへの住み替えに伴う賃貸住宅の空きが減ってしまう。ファミリー向けの賃貸物件は平米単価が安く儲かりにくい。物件の多くはワンルームなど単身者向けとなっているので、マンション購入を諦めたファミリー層の受け皿がなくなってしまうのだ。
ニーズが増えれば供給も増えるのが経済の常だが、従来の家賃水準では到底、採算が合わない。供給が大幅に増えない限り、ファミリー物件の家賃は今後、上昇していく可能性が高い。
一生賃貸という世帯が増えた場合、高齢者の入居が難しいという問題も深刻になってくるだろう。政府は持ち家の購入を大前提にした住宅政策を改め、安価で良質な賃貸住宅の提供に重点を置いた、新しい住宅政策にシフトすべきである。

アマゾンに飛びます
2025年4月8日号(4月1日発売)は「引きこもるアメリカ」特集。トランプ外交で見捨てられた欧州。プーチンの全面攻撃リスクにさらされるヨーロッパは日本にとって他人事なのか?
※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら
日本維新の会、「社会保険料の引き下げ」「医療費削減」主張...背後にある「思惑」とは? 2025.03.12
「コメが消えた」の大間違い...「買い占め」ではない、コメ不足の本当の原因とは? 2025.03.05
石破首相・トランプ大統領の首脳会談が「大成功」と言えるワケ...日本企業の「利益」とは? 2025.02.20
-
外資系企業の総務アシスタント/未経験歓迎/土日祝休み
グローブシップ・ソデクソ・コーポレートサービス株式会社
- 東京都
- 月給20万円~23万5,000円
- 正社員
-
「年350万〜476万」年休120日/土日祝休み/外資系金融企業の本社受付
グローブシップ・ソデクソ・コーポレートサービス株式会社
- 東京都
- 月給25万円~34万円
- 正社員
-
外資系企業オフィス運営の統括マネージャー/英語力活かせる/月38万円〜
グローブシップ・ソデクソ・コーポレートサービス株式会社
- 東京都
- 月給38万円~50万円
- 正社員
-
外資企業の受付/英語活かせる・年休120日/六本木
グローブシップ・ソデクソ・コーポレートサービス株式会社
- 東京都
- 月給28万6,000円~35万8,000円
- 正社員