- HOME
- コラム
- 疾風怒濤のイスラム世界
- 童話と同じ結末になりそうな、トルコの危うい「コウモ…
童話と同じ結末になりそうな、トルコの危うい「コウモリ外交」 成果は特になし
イランの国営石油会社とロシアの大手ガス会社ガスプロムが400億ドル相当の覚書に調印したり、イラン最高指導者のハメネイ師がロシアのウクライナでの軍事行動を正当化してNATOを非難したりするなど、イランとロシアの結束が目に見えて強くなっているのと比較すると、トルコの両国との間には明らかに溝がある。
西側諸国からも、トルコはNATOの重要な局面で自国利益のため恐喝外交に打って出る信頼できない国と見なされつつある。ロシア、イランの大統領と共に笑顔で写真に納まるエルドアンについてドイツのベアボック外相は「理解し難い」「控えめに言っても難題だ」と苦言を呈した。
トルコは西側と中国、ロシア、イラン陣営のどちらの味方でもあるように振る舞いつつ、どちらからも望む成果を得られていない。
かつて鳥と獣が対立していたとき、コウモリは鳥に対しても獣に対しても仲間のふりをしたが故に、両者の和解後はどちらからも嫌われ仲間外れにされた――というイソップ童話をトルコ外交は彷彿させる。それが奏功するのか、はたまたコウモリのごとく双方から信頼を失い嫌われて孤立するのか。いずれおのずと結論は出よう。
2025年1月21日号(1月15日発売)は「トランプ新政権ガイド」特集。1月20日の就任式を目前に「爆弾」を連続投下。トランプ新政権の外交・内政と日本経済への影響を読む
※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら
世界の反イスラエルデモは倒錯している 2023.11.30
世界がさすがに看過できなかった、アッバス議長の反ユダヤ主義発言 2023.10.13
アラブのアメリカ人気は衰えず...世論調査が示した中国の限界 2023.07.12
自由民主主義に背を向ける中東 2023.06.16
スーダン退避は「黒い関係」の果実 2023.05.16
-
港区 営業アシスタント「海外ネットワークを持つ外資系総合商社」フレックス/残業月10h/年休120日
コーンズ・アンド・カンパニー・リミテッド
- 東京都
- 年収500万円~550万円
- 正社員
-
一般事務/メーカー 残業なし/外資系企業/20-30代活躍中
株式会社スタッフサービス ミラエール
- 東京都
- 月給20万6,000円~
- 正社員
-
貿易事務/流通関連 駅チカ/外資系企業/20-30代活躍中
株式会社スタッフサービス ミラエール
- 東京都
- 月給20万6,000円~
- 正社員
-
経験5年必須/プリセールス/年商250億円企業/リモート可/外資系企業
SAI DIGITAL株式会社
- 東京都
- 年収400万円~750万円
- 正社員