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「長引くコロナで鬱の父に音楽への情熱を取り戻してほしい」

PHOTO ILLUSTRATION BY SLATE. PHOTOS BY VADYM PASTUKH/ISTOCK-GETTY IMAGES PLUS-SLATE
<音楽に詩──表現活動には構造的人種差別を打ち破る力があると教えてくれた父。アートに対する情熱を思い出してもらうにはどうしたらいい?>
Q:父が鬱病を患っているようです。音楽を心から愛していて、かつては副業として作曲やプロデューサーの仕事に情熱を傾けていました。私が小さい頃から、音楽フェスに連れて行ってくれたり、スタジオでの作業を手伝わせてくれました。表現活動は、黒人の声を抑え込もうとする構造的人種差別を打ち破る力があると信じていて、私が詩を書くのも励ましてくれました。
ところが長引くコロナ禍で、父は曲作りをあまりしなくなり、さまざまなアーティストとの交流も乏しくなりました。ようやくまた対面でコラボレーションができるようになったというのに、その気になれないと言います。かつては私に詩作のインスピレーションをくれたのに、今では毎日、本業の仕事に行って、帰ってきて、私には学校の宿題をちゃんとやっているかと聞くくらいです。どうすれば父に、かつてのアートに対する情熱を思い出してもらえるでしょう。
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