トランプ氏批判のローマ教皇、バンス副大統領と私的面会 復活祭に

ローマ教皇フランシスコがキリスト教の復活祭に当たる4月20日午前、バンス米副大統領と個人的に会談したと、バチカン(ローマ教皇庁)が発表した。バチカンメディア提供写真(2025年 ロイター)
Joshua McElwee
[バチカン市 20日 ロイター] - ローマ教皇フランシスコがキリスト教の復活祭に当たる20日午前、バンス米副大統領と個人的に会談したと、バチカン(ローマ教皇庁)が発表した。
教皇はトランプ政権の移民政策などに反対する姿勢を示しているが、カトリック教徒であるバンス氏とバチカンの邸宅で数分間、私的に面会し、復活祭の挨拶を交わしたという。
教皇はその後復活祭のミサに出席し、サン・ピエトロ広場で教皇車に乗って集まった人々に手を振るなどした。
イタリアを訪れていたバンス副大統領は、19日にバチカン高官と会談したが、肺炎で療養中の教皇は参加しなかった。
教皇は1月のトランプ氏の大統領就任直前、移民取り締まりの大幅強化を実行すれば「恥ずべきこと」と強く非難していた。