ガザ住民巡るトランプ氏発言、エジプトが評価

3月13日、エジプトはトランプ米大統領がパレスチナ自治区ガザのパレスチナ人について「誰も追放するつもりはない」と発言したことを評価すると表明した。ガザで11日撮影(2025年 ロイター/Dawoud Abu Alkas)
[ドバイ 13日 ロイター] - エジプトは13日、トランプ米大統領がパレスチナ自治区ガザのパレスチナ人について「誰も追放するつもりはない」と発言したことを評価すると表明した。
トランプ大統領は12日、ホワイトハウスでアイルランドのマーティン首相と会談する際、記者団の質問に答える形で「誰もパレスチナ人をガザから追放するつもりはない」と述べた。
エジプト外務省は、トランプ氏の発言について「ガザの人道状況のさらなる悪化を防ぐ必要性、パレスチナ問題の公正で持続可能な解決策を見出すことの重要性に対する理解を反映する」と述べた。
トランプ氏は、ガザを米国が所有し、ガザに住むパレスチナ人を周辺国に再定住させて再開発する構想を打ち出した。アラブ諸国は反発し、今月、エジプトが策定した530億ドル規模のガザ復興計画を承認した。