ドイツ銀行、投資銀など主要部門で今年増収見通し 景気低迷でも

ドイツ銀行は13日、国内景気低迷にも関わらず、投資銀行とその他3つの主要事業部門で今年の増収見通しを示した。ブリュッセルの支店で2022年撮影。(2025年 ロイター/Yves Herman)
Tom Sims Alexander Hübner
[フランクフルト 13日 ロイター] - ドイツ銀行は13日、国内景気低迷にも関わらず、投資銀行とその他3つの主要事業部門で今年の増収見通しを示した。
米国経済が若干減速する一方、ユーロ圏の成長は加速する可能性があると予想。一方で「ドイツは遅れを取るだろう」とし、国内自動車産業が主要リスクだと指摘した。
これまで主要リスクに挙げていた商業用不動産セクターについては安定に向かっているとの見方を示した。
また、年次報告書によると、ボーナスプールは2024年に約25%増の25億ユーロに達した。投資銀行部門の収入が15%増加したことが寄与した。
クリスティアン・ゼービング最高経営責任者(CEO)の24年推定報酬は975万ユーロ(1061万ドル)。23年は875万ユーロだったが、ボーナスの計算方法が変更されたため、直接比較できなくなっている。