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台湾中銀、CPI上昇率1.5%割れなら利下げ検討=総裁
2025年03月13日(木)15時24分

3月13日、台湾中央銀行の楊金龍総裁(写真)は、トランプ米政権の政策が経済成長に及ぼすリスクを警告するとともに、利下げ決定はインフレ率の動向次第だと述べた。写真は2018年2月、台北で行われた新総裁就任式に出席する楊総裁(2025年 ロイター/Tyrone Siu)
Faith Hung
[台北 13日 ロイター] - 台湾中央銀行の楊金龍総裁は13日、トランプ米政権の政策が経済成長に及ぼすリスクを警告するとともに、利下げ決定はインフレ率の動向次第だと述べた。
議会公聴会で「市場の雰囲気は不確実性に満ちており、投資や消費に影響を及ぼしている」と指摘。インフレと物価見通しも注視しなければならないと述べ、消費者物価指数(CPI)上昇率が1.5%を下回った場合のみ金利の引き下げを検討するとした。
台湾の2月のインフレ率は1.58%だった。
中銀は次回の金融政策決定会合を20日に開く。