独ＩｆＷ、26年の経済成長予測を上方修正 歳出拡大が追い風に

３月１３日、 ドイツのキール世界経済研究所（ＩｆＷ）は同国の２０２６年の経済成長予測を１．５％に上方修正した。フランクフルトで２０２３年１０月撮影。長時間露光（２０２５年　ロイター/Kai Pfaffenbach）

[フランクフルト １３日 ロイター] - ドイツのキール世界経済研究所（ＩｆＷ）は１３日、同国の２０２６年の経済成長予測を１．５％に上方修正した。次期首相候補のメルツ氏が計画している歳出拡大が追い風になるとしている。

昨年１２月時点の予測は０．９％だった。

２５年のドイツ経済がゼロ成長になると予測は据え置いた。国際的な競争や関税の脅威がある中、構造的な問題は短期間では緩和しないとしている。

ＩｆＷは２６年の予測について、メルツ氏の計画の一部がすでに実行に移されており「財政政策が著しく拡張的な方向に向かう」ことを前提にしていると説明した。