ドゥテルテ氏がICC拘束下に、動画で「長い司法手続きになる」

強硬な薬物犯罪対策を巡って国際刑事裁判所(ICC)が発布した令状を基に逮捕されたフィリピンのドゥテルテ前大統領は、自身のフェイスブックアカウントに投稿した動画で、「麻薬戦争」の全責任は自分にあると述べたほか、「これは長い司法手続きになるだろうが、私は国に奉仕し続ける」と表明した。写真はタイのバンコクで2019年6月撮影(2025年 ロイター/Jorge Silva)
[マニラ 13日 ロイター] - 強硬な薬物犯罪対策を巡って国際刑事裁判所(ICC)が発布した令状を基に逮捕されたフィリピンのドゥテルテ前大統領は、自身のフェイスブックアカウントに投稿した動画で、「麻薬戦争」の全責任は自分にあると述べたほか、「これは長い司法手続きになるだろうが、私は国に奉仕し続ける」と表明した。
ICCのあるオランダ・ハーグ行きの飛行機に乗せられてからドゥテルテ氏の発言が公になるのは初めて。
ICCは同氏がICCの拘束下に置かれたとする声明を発表。最初の出廷は近日中に見込まれるという。
ドゥテルテ氏は2分間強の動画で「私は大丈夫、心配しないで」と支持者に語りかけた。真っ白なシャツを着て話す同氏の姿のみ映っており、機中で録画されたとみられ、かすかなエンジン音も聞こえる。