中国商務省がウォルマートと協議、米関税コスト転嫁報道巡り

中国商務省の当局者が3月11日に米小売り大手ウォルマートの担当者と面会し、同社が中国製品に対する米国の関税を相殺するため中国のサプライヤーに値下げを要請したとの報道について話し合った。写真はニュージャージー州セコーカスのウォルマート店舗で2024年10月撮影(2025年 ロイター/Siddharth Cavale)
[上海 12日 ロイター] - 中国商務省の当局者が11日に米小売り大手ウォルマートの担当者と面会し、同社が中国製品に対する米国の関税を相殺するため中国のサプライヤーに値下げを要請したとの報道について話し合った。中国国営中央テレビ傘下の交流サイト(SNS)アカウントが12日に伝えた。
ブルームバーグ・ニュースは先週、キッチン用品や衣料品のメーカーを含む中国サプライヤーが関税発動ごとに10%もの値下げを要請されており、実質的にトランプ米政権が課した関税のコストを全額負担することになると報じた。
ウォルマートと中国商務省のいずれからも今のところコメントを得られていない。