トランプ氏の書簡、近くイランに到着=外相

イランのアラグチ外相(写真)は12日、トランプ米大統領がイラン指導部に宛てた書簡が「まもなくアラブのある国からテヘランに届けられる」と述べた。10月撮影。(2025年 ロイター/Mohamed Azakir/File Photo)
[ドバイ 12日 ロイター] - イランのアラグチ外相は12日、トランプ米大統領がイラン指導部に宛てた書簡が「まもなくアラブのある国からテヘランに届けられる」と述べた。
トランプ大統領は7日、核問題を巡る交渉を呼びかける書簡をイランに送ったことを明らかにしたが、イランの最高指導者ハメネイ師は8日、イランが圧力の下で交渉に応じることはないと述べた。
アラグチ外相は、イランの核開発を巡る国連安全保障理事会の12日の非公開会合について「新しく奇妙なプロセスであり、会合を要求する国の善意に疑問を投げかけるものだ」と述べた。
会合はイランが兵器級に近いウランの備蓄を増やしていることを巡って安保理15カ国のうちフランス、ギリシャ、パナマ、韓国、英国、米国が開催を要請した。
イランは核兵器の開発は望んでいないと主張している。
アラグチ外相は、イランが英独仏との5回目の協議を近く開催すると表明。ロシア・中国とも14日に北京で会合を開くことを確認した。
英独仏とロシア・中国は2015年の核合意に参加。米国は合意から離脱している。