カナダが報復関税、298億カナダドル相当の米輸入品に

カナダのルブラン財務相は12日、トランプ米大統領が発動した鉄鋼・アルミニウム関税への対抗措置として、米国からの輸入品に対し298億カナダドル相当の報復関税を課すと発表した。写真は6日、米カリフォルニア州オークランド港に積まれたコンテナ(2025年 ロイター/Carlos Barria)
[12日 ロイター] - カナダのルブラン財務相は12日、トランプ米大統領が発動した鉄鋼・アルミニウム関税への対抗措置として、米国からの輸入品に対し298億カナダドル相当の報復関税を課すと発表した。13日に発効する。
トランプ政権は12日、貿易相手国に対する25%の鉄鋼・アルミ関税を発動させた。これまでの除外措置や無関税枠は失効し、関税は実質的に引き上げられた。
カナダは米国にとり、鉄鋼とアルミの最大の供給国。
カナダの報復関税の内訳は126億カナダドル相当の鉄鋼製品、30億カナダドル相当のアルミ製品、142億カナダドル相当のその他の米製品。ルブラン財務相によると、コンピューターやスポーツ用品、鋳鉄製品などが報復関税の影響を受ける。