30日間停戦、より広範な和平計画策定を可能に=ウクライナ大統領

ウクライナのゼレンスキー大統領は12日、ロシアによる侵攻終結を目指して今週行われた米国とウクライナの会談を歓迎し、30日間の暫定停戦はより広範な和平合意の草案作成に利用できると述べた。同日撮影(2025年 ロイター/Valentyn Ogirenko)
[キーウ 12日 ロイター] - ウクライナのゼレンスキー大統領は12日、ロシアによる侵攻終結を目指して今週行われた米国とウクライナの会談を歓迎し、30日間の暫定停戦はより広範な和平合意の草案作成に利用できると述べた。
米国はウクライナと11日にサウジアラビアで実施した高官協議で、ウクライナへの軍事支援と情報共有を直ちに再開することで合意した。
ゼレンスキー氏は記者会見で「(停戦について)私は非常に真剣であり、戦争を終結させることが重要だ」とし、米国の軍事支援と情報共有の再開を非常にポジティブだと評価。「われわれには米国側が提案した30日間の停戦を受け入れる用意がある」と言明した。
ゼレンスキー氏は、先月のホワイトハウス訪問時にトランプ大統領と物別れとなったが、サウジでの会談が米国とウクライナ間の緊張を「緩和」するのに役立ったとも述べた。