米2月CPI2.8%上昇、鈍化し予想下回る 関税の影響は盛り込まれず

米労働省が12日発表した2月の消費者物価指数(CPI)は前年比2.8%上昇した。ロサンゼルスのスーパーマーケットで2022年撮影。(2025年 ロイター/Lucy Nicholson/File Photo)
[ワシントン 12日 ロイター] - 米労働省が12日発表した2月の消費者物価指数(CPI)は前年比2.8%上昇した。伸びは1月の3.0%から鈍化し、市場予想の2.9%を下回った。来週会合を開く米連邦準備理事会(FRB)の金利据え置きの余地が広がるとみられるものの、トランプ米大統領による関税の影響はまだ反映されておらず、一時的な安心感にとどまる可能性もある。
瞬間風速を示す前月比では0.2%上昇と、昨年10月以来の小幅な伸びにとどまり、市場予想の0.3%上昇を下回った。1月は0.5%上昇だった。
FHNフィナンシャルのチーフエコノミスト、クリス・ロー氏は「貿易戦争を受け、今後のインフレ指標では物価上昇が示されるだろう」とし、「物価を巡る不確実性を踏まえ、FRBは現在様子見姿勢を維持しているが、関税の応酬を巡る状況が落ち着けば、年内に追加利下げする可能性は高まった」と述べた。
内訳では、ホテルの宿泊代を含む住居費が前月比0.3%上昇し、2月のCPI上昇のほぼ半分を占めた。1月は0.4%上昇していた。
一方、航空運賃は4.0%下落。企業や消費者が支出を減らし、需要が鈍化している兆候を示唆した。
ガソリンも1.0%下落。世界的な原油需要の減速を反映した。
食品は0.2%上昇。1月は0.4%上昇だった。
問題となっている卵の価格は10.4%高騰し、上昇トレンドが継続。前年比では58.8%急騰した。
バンク・オブ・アメリカ・セキュリティーズの米国エコノミスト、スティーブン・ジュノー氏は、関税などの一時的な要因によるものであっても、インフレがFRBの目標を上回る期間が長引けば、インフレ期待の上振れリスクが高まると指摘。「そうなれば、FRBにとって物価安定の回復はさらに困難になるだろう」と述べた。
変動の激しい食品とエネルギーを除くコア指数は前年比3.1%上昇し、2021年4月以来の小幅な伸びとなった。市場予想は3.2%、1月は3.3%上昇だった。
前月比では0.2%上昇。予想は0.3%上昇、1月は0.4%上昇だった。
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