入院中のローマ教皇、差し迫った危険なくなる 治療順調とバチカン

バチカン(ローマ教皇庁)は3月10日、両肺炎のため3週間以上入院しているローマ教皇フランシスコ(88)について、命に関わる差し迫った危険がなくなり、治療の効果が順調に出ていると発表した。写真は教皇が入院中のジェメッリ総合病院と、ヨハネ・パウロ2世の像。同日撮影(2025年 ロイター)
Joshua McElwee
[バチカン市 10日 ロイター] - バチカン(ローマ教皇庁)は10日、両肺炎のため3週間以上入院しているローマ教皇フランシスコ(88)について、命に関わる差し迫った危険がなくなり、治療の効果が順調に出ていると発表した。
バチカンは、医師団がこれまで「慎重」としていた予後の解除を決めたと発表。これは教皇に差し迫った危険がなくなったことを意味する。
また、「前日までに記録された改善は、血液検査と臨床評価の両方で確認されてさらに確実となり、薬物治療への反応も良好だ」と述べた。
ただ、今後数日間は病院で投薬治療を続ける見通しで、退院時期も明らかにされていない。