西側諸国の存続には「自国優先」が不可欠=米下院議長

ジョンソン米下院議長(共和党)は17日、「西側諸国の生き残り」は、近隣諸国に援助の手を差し伸べる前に各国が自国の利益を優先することにかかっていると述べた。7日撮影(2025年 ロイター/Nathan Howard)
2月17日(ロイター) - ジョンソン米下院議長(共和党)は17日、「西側諸国の生き残り」は、近隣諸国に援助の手を差し伸べる前に各国が自国の利益を優先することにかかっていると述べた。
ジョンソン氏はロンドンで開かれた責任ある市民同盟(ARC)の会議でビデオ演説し、米国の外交政策は国益を中心に据えて初めて「強さとリーダーシップ」を維持できると主張。「近隣の世話をする前に、まず自分の家の世話をしなければならないと各国が認識するのは常識だ」と語った。
その上で、「われわれは米国をより安全で、より強く、より繁栄したものにするべく努めるとともに、全ての友好国と同盟国に対し、自国のために同じことを行うよう奨励する。西側諸国の存続はこれにかかっている」とした。
ウクライナについては具体的には言及しなかった。