トヨタの25年春闘、5年連続で満額回答 賃金・賞与の総額で

3月12日、トヨタ自動車は、2025年春季労使交渉(春闘)の第4回労使協議会を愛知県豊田市の本社で開き、労働組合による要求に対し、賃金総額として満額回答した。写真は愛知県にある同社の工場で2019年4月撮影(2025 ロイター/Joe White)
Maki Shiraki
[東京 12日 ロイター] - トヨタ自動車は12日、2025年春季労使交渉(春闘)の第4回労使協議会を愛知県豊田市の本社で開き、労働組合による賃上げと年間一時金(賞与)の要求に対し、賃金・賞与の総額で満額回答した。5年連続の満額回答となった。総額は要求通りだが、一律の引き上げではなく、貢献度や成果に応じた配分とする。
東崇徳総務・人事本部長は、強みとするハイブリッド車の販売が好調で「好業績ではあるが、その中に潜むリスクを労使で共有した」と述べた。その上で「賃金・賞与の総額では要求通り。ただし、より一人一人の力を引き出す配分にするよう、よりがんばっている人に報いるよう、労使でこれから配分を議論していく」と説明。詳細を賃金分科会で議論・決定するという。
満額回答とした背景に関しては、物価上昇に直面する中で組合員には不安なく働いてほしいとし、「トヨタが世の中のブレーキ役になってはいけない」との思いから実現したとも語った。
回答が確定したのは「昨日の夜だった」という。以前はトヨタの回答を待ってから仕入先・取引先が回答水準を決めるという流れが主流だったが、今回はデンソーやアイシンといったトヨタグループの取引先が集中回答日、トヨタを待たずに満額回答した。この変化について、東氏は「各社がそれぞれの労使の話し合いを進めた結果」と述べた。
労組側は、定期昇給分と基本給を底上げするベースアップ(ベア)に相当する賃金改善分を合わせ、職種や階級ごとに1人当たり月9950円━2万4450円の賃上げを要求。1人当たりの平均賃上げ額は非公表としているが、比較可能な1999年以降で最高だった昨年と同水準を求めていた。年間一時金も過去最高だった昨年と同じ水準の7.6カ月分を要求していた。
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