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タイ、90日以内に半導体戦略草案策定 米中貿易戦争で投資誘致へ

2025年02月07日(金)14時47分

タイは、半導体部門戦略計画の草案を90日以内に作成することを目指している。トランプ米大統領が中国との貿易戦争を再開する中、新たな投資を誘致したい考え。2023年2月撮影(2025年 ロイター/Florence Lo)

Devjyot Ghoshal Chayut Setboonsarng

[バンコク 6日 ロイター] - タイは、半導体部門戦略計画の草案を90日以内に作成することを目指している。トランプ米大統領が中国との貿易戦争を再開する中、新たな投資を誘致したい考え。

タイの投資誘致機関、タイ投資委員会(BOI)のナリット長官はロイターに対し、国家半導体委員会はロードマップ作成にコンサルタント会社を起用すると説明。同氏は、タイへの半導体投資を呼び込むため米国と日本への投資家向け説明会(ロードショー)にも取り組んでいる。

世界の半導体業界は近年、米国と中国が技術覇権を競い合う中で混乱している。一部のサプライチェーン(供給網)は東南アジアにシフト、第2次トランプ政権で混乱に拍車がかかる公算が大きい。

インドネシアに次いで東南アジア第2位の経済大国であるタイの海外からのインバウンド投資申請額は昨年に35%増加し、過去10年で最高となる1兆1400億バーツ(335億ドル)に達した。

ナリット氏は、今年の総申請額について、エレクトロニクスとデジタル部門への投資がけん引して昨年を上回ると予想した。

ロイター
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