ニュース速報
ワールド

インド中銀が金利引き下げ、景気低迷で約5年ぶりの利下げ

2025年02月07日(金)14時28分

 2月7日、インド準備銀行は主要金利のレポレートを25ベーシスポイント(bp)引き下げ6.25%とした。中銀のロゴ、ムンバイで2023年撮影(2025年 ロイター/Francis Mascarenhas)

[ムンバイ 7日 ロイター] - インド準備銀行(中央銀行)は7日、主要金利のレポレートを25ベーシスポイント(bp)引き下げ6.25%とした。利下げは2020年5月以来で約5年ぶり。

金利はこれまで11会合連続で据え置かれていたが、景気低迷に対応した。

ロイター調査でもエコノミストの7割が引き下げを予想していた。

金融政策委員会(MPC)の委員6人全員が引き下げを支持し、金融政策のスタンスを「中立」に維持した。

昨年12月に就任したマルホトラ総裁にとっては初めての政策決定会合だった。総裁は「景気回復は見込まれるもののペースは昨年より大幅に緩やかで、インフレ動向を踏まえ金融緩和の余地が生じたと判断した」と述べた。

政府は3月までの今年度の成長率を6.4%と予想しているが、製造業の弱さと企業投資の減速で当初予想の下限を下回っている。来年度の成長率は6.3─6.8%と見込まれている。

アナリストによると、物価上昇率は依然中期目標の4%を上回っているものの、12月には4カ月ぶり低水準の5.22%に低下。今後数カ月で目標に向け徐々に低下する見通しで、政策対応の余地が広がっているとみられている。

ロイター
Copyright (C) 2025 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

英内務省、アップルにクラウド情報へのアクセス要求=

ビジネス

第一生命、25年春闘で平均7%賃上げの方針 3年連

ビジネス

TOPIX採用企業の今期純利益予想6.7%増、4年

ワールド

フィリピン副大統領、弾劾裁判に備え 前大統領の弁護
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:中国経済ピークアウト
特集:中国経済ピークアウト
2025年2月11日号(2/ 4発売)

AIやEVは輝き、バブル崩壊と需要減が影を落とす。中国「14億経済」の現在地と未来図を読む

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    【一発アウト】税務署が「怪しい!」と思う通帳とは?
  • 2
    教職不人気で加速する「教員の学力低下」の深刻度
  • 3
    戦場に響き渡る叫び声...「尋問映像」で話題の北朝鮮兵が拘束される衝撃シーン ウクライナ報道機関が公開
  • 4
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる…
  • 5
    1日大さじ1杯でOK!「細胞の老化」や「体重の増加」…
  • 6
    「体が1日中だるい...」原因は食事にあり? エネルギ…
  • 7
    老化を防ぐ「食事パターン」とは?...長寿の腸内細菌…
  • 8
    週刊文春は「訂正」を出す必要などなかった
  • 9
    「僕は飛行機を遅らせた...」離陸直前に翼の部品が外…
  • 10
    スーパーモデルのジゼル・ブンチェン「マタニティヌ…
  • 1
    週刊文春は「訂正」を出す必要などなかった
  • 2
    【一発アウト】税務署が「怪しい!」と思う通帳とは?
  • 3
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる唯一の方法
  • 4
    1日大さじ1杯でOK!「細胞の老化」や「体重の増加」…
  • 5
    「体が1日中だるい...」原因は食事にあり? エネルギ…
  • 6
    教職不人気で加速する「教員の学力低下」の深刻度
  • 7
    老化を防ぐ「食事パターン」とは?...長寿の腸内細菌…
  • 8
    「靴下を履いて寝る」が実は正しい? 健康で快適な睡…
  • 9
    今も続いている中国「一帯一路2.0」に、途上国が失望…
  • 10
    足の爪に発見した「異変」、実は「癌」だった...怪我…
  • 1
    ティーバッグから有害物質が放出されている...研究者が警告【最新研究】
  • 2
    週刊文春は「訂正」を出す必要などなかった
  • 3
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる唯一の方法
  • 4
    【一発アウト】税務署が「怪しい!」と思う通帳とは?
  • 5
    有害なティーバッグをどう見分けるか?...研究者のア…
  • 6
    体の筋肉量が落ちにくくなる3つの条件は?...和田秀…
  • 7
    1日大さじ1杯でOK!「細胞の老化」や「体重の増加」…
  • 8
    「涙止まらん...」トリミングの結果、何の動物か分か…
  • 9
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
  • 10
    失礼すぎる!「1人ディズニー」を楽しむ男性に、女性…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中