次期米国連大使ステファニク氏、米国第一主義強調 指名公聴会
1月21日、米上院外交委員会は、トランプ大統領が国連大使に指名したエリス・ステファニク下院議員の指名公聴会を開催した。米首都ワシントンで撮影(2025年 ロイター/Evelyn Hockstein)
Michelle Nichols
[国連 21日 ロイター] - 米上院外交委員会は21日、トランプ大統領が国連大使に指名したエリス・ステファニク下院議員の指名公聴会を開催した。ステファニク氏は、「国連が創設時の使命である国際平和と安全に焦点を当てれば、大きな可能性があると考えている」と述べた。
また「承認されたら国連での任務が米国民の利益にかなうものとなり、トランプ大統領の米国第一主義の力による平和という外交政策を反映するよう尽力する」と語った。
さらに国連やその関連機関の改革を進めるとともに、米国が問題視する反イスラエル偏向や中国の国連および国際社会での影響力拡大に対抗する姿勢を示した。「中国のこの戦略は長期的なもので、われわれは同盟国と共に強い米国の指導力でこれを抑える必要がある」と述べた。
トランプ氏は90日間の国際開発援助の停止を命じ、効率性と政策整合性を評価している。これによる国連機関への資金提供や主要援助国への影響が懸念されている。
ステファニク氏は、米国が資金提供している全ての国連プログラムを見直すことを表明。「全プログラムを精査し、それが米国をより強く、安全に、繁栄させるかを基準に判断すべだ」と語った