トランプ関税、中国に2月から10%検討 貿易不均衡でEUにも
1月21日、トランプ米大統領は、中国からの輸入品に2月1日から10%の関税を課すことを検討していると明らかにした。ホワイトハウスで撮影(2025年 ロイター/Carlos Barria)
トランプ米大統領は21日、中国からの輸入品に2月1日から10%の関税を課すことを検討していると明らかにした。合成麻薬「フェンタニル」が中国からメキシコとカナダに輸出されていることを理由に挙げた。また、欧州連合(EU)にも関税を課す考えを表明した。
トランプはホワイトハウスで、中国に対しては自身の1期目にすでに大規模な関税を課したと指摘。また、EUやその他の国も米国との間に貿易不均衡があると述べた。
「欧州連合はわれわれに対して極めてひどい」と改めて非難し、「だから彼らには関税を課すことになる。それが公平さを得る唯一の方法だ」と述べた。
2025年1月28日号(1月21日発売)は「トランプの頭の中」特集。いよいよ始まる第2次トランプ政権。再任大統領の行動原理と世界観を知る
※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら