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1─6月のロシア産ガス輸出、EU向けは24%増 パイプライン経由で
2024年07月17日(水)13時43分
[モスクワ 16日 ロイター] - ガス輸出国フォーラム(GECF)が16日発表した7月報告によると、2024年1─6月のパイプライン経由の欧州連合(EU)向けロシア産天然ガス輸出は前年同期比24%増となった。ただ、具体的な輸出量は示されていない。
GECFは「ガス版OPEC(石油輸出国機構)」とも呼ばれ、ロシアも参加。加盟国で世界のガス埋蔵量の60%超を占めている。
GECFによると、EU向けのロシア産ガス輸出は、1─6月のいずれの月でも前年同月に比べ増加した。
23年はウクライナ侵攻に伴う西側諸国の制裁を受け、前年比55.6%減の283億立方メートルと、ソ連崩壊後の低水準まで落ち込んだ。
ロシアのパイプライン経由のガス輸出は、ウクライナとの5年間のガス輸送契約が今年12月31日に期限を迎えるため、ここ数カ月間、注視されている。
ロシアは輸送の継続を望む姿勢を示しているものの、ウクライナは契約の更新はしないと明言している。