イタリア・カナダ、ウクライナと安全保障協定 支援継続表明

イタリアのメローニ首相とカナダのトルドー首相は24日、ウクライナのゼレンスキー大統領と会談し、それぞれ安全保障協定に署名した。写真は、2024年2月24日にキエフで協定書を好感するメローニ首相(左)とゼレンスキー大統領。(2024年 ロイター/Ukrainian Presidential Press Service/Handout via REUTERS)
[キーウ 24日 ロイター] - イタリアのメローニ首相とカナダのトルドー首相は24日、ウクライナのゼレンスキー大統領と会談し、それぞれ安全保障協定に署名した。
10年間の安全保障協定はウクライナが北大西洋条約機構(NATO)に加盟するまで安全を支援するのが狙いで、英国、ドイツ、フランス、デンマークが既に締結している。
メローニ氏は記者会見で「ウクライナ国民の自衛の権利を支援し続ける」とし、「これは必然的に軍事支援を意味する。『平和』を『降伏』と混同するのは偽善的で、われわれはそうした姿勢を決して共有しない」と述べた。
トルドー氏はロシアによる全面侵攻から2年が経ってもカナダのウクライナ支持は揺るぎないと強調。軍事・人道面を含めさらなる支援を約束したと語った。
カナダは2024年に30億加ドル(22億2000万米ドル)超の財政・軍事支援を提供する。
メローニ氏は具体的な支援規模などは明らかにしなかった。