韓国、シリアと国交樹立 北朝鮮同盟国

4月11日、韓国とシリアは、シリアの首都ダマスカスで外交関係を樹立する協定に署名した。写真は韓国の趙兌烈外相。ワシントンで2024年10月撮影(2025年 ロイター/Leah Millis)
[ソウル 11日 ロイター] - 韓国とシリアは、シリアの首都ダマスカスで外交関係を樹立する協定に署名した。韓国外務省が11日発表した。
外務省は、シリアとの国交樹立について、韓国は国連に加盟する191カ国全てと国交を樹立することになり、北朝鮮との緊密な関係のために長い間距離を置いていたシリアとの二国間協力の新たな章を開く画期的な出来事だと説明した。
韓国は昨年、キューバと国交を樹立。キューバもまた北朝鮮の古い同盟国だ。
北朝鮮の国営メディアは昨年12月にシリアのアサド前大統領が失脚して以来、金正恩朝鮮労働党総書記が一度だけ「中東危機」に言及した以外はシリアに言及していない。
韓国外務省によると、趙兌烈外相とシリア暫定政府のシェイバニ外相が共同声明に署名し、趙外相はシリアの復興を支援するために韓国の開発経験を共有する意思を表明した。
趙外相はその後、暫定政府のアハマド・シャラア(通称ジャウラニ)大統領と会談したという。