インドネシア、23年貿易黒字が大幅縮小 商品価格下落で

1月15日、インドネシア統計局が発表した2023年の貿易収支は、黒字が369億3000万ドルとなり、商品価格高で過去最高を記録した544億6000万ドルから約3分の1縮小した。写真はインドネシアルピア。シンガポールで2013年撮影(2024年 ロイター/Edgar Su)
Stefanno Sulaiman Gayatri Suroyo
[ジャカルタ 15日 ロイター] - インドネシア統計局が15日発表した2023年の貿易収支は、黒字が369億3000万ドルとなり、商品価格高で過去最高を記録した544億6000万ドルから約3分の1縮小した。
インドネシアの主要輸出品である石炭やパーム油、ニッケルなどは昨年価格が大幅に下落した。今年は23年よりも値下がりを予想するエコノミストもいる。
23年の輸出は2588億2000万ドルで、過去最高だった22年の2919億ドルから減少した。
輸入は2218億9000万ドルで、前年の2374億5000万ドルから減少した。
12月の貿易黒字は33億ドルで、ロイターがまとめたエコノミスト予想の19億2000万ドルを上回った。
12月の輸出は前年比5.76%減の224億1000万ドル。エコノミスト予想は8.1%減だった。
輸入は前年比3.81%減の191億1000万ドル。予想は0.4%増だった。