ウクライナ2大都市空爆で民間人5人死亡、ロシアが攻撃強化

ロシア軍によるウクライナの首都キーウ(キエフ)と第2の都市ハリコフへの2日の空爆で、少なくとも5人の市民が死亡した。キーウで撮影(2024年 ロイター/Yevhen Kotenko)
Olena Harmash Tom Balmforth
[キーウ 2日 ロイター] - ロシア軍によるウクライナの首都キーウ(キエフ)と第2の都市ハリコフへの2日の空爆で、少なくとも5人の市民が死亡した。
ウクライナ内務省によると、今回のミサイルとドローン(無人機)による攻撃でハリコフとその周辺で61人、キーウと周辺で17人を含む計135人が負傷した。
ロシアは年末年始に攻撃を強化。プーチン大統領は1日、ウクライナによるロシアの都市ベルゴロド空爆を受け報復すると警告していた。
ゼレンスキー大統領はビデオ演説で、ロシアが過去3日間の攻撃で300発近いミサイルと200機以上の無人機を展開したとし、最大限の破壊を引き起こす意図があると述べた。
一方、ロシア国防省は2日、ベルゴロド州上空でウクライナのミサイル9発を撃墜したと発表した。
テレグラムに掲載された声明で、防空部隊が「複数のロケット発射システムを使ってロシア領内でテロ攻撃を行おうとしたウクライナの新たな試みを阻止した」とした。
また、クリミア半島のセバストポリ港上空で、ウクライナが発射したミサイルをロシアの防空システムが破壊したと、ロシアに任命された知事が明らかにした。
セバストポリのラズボザエフ知事は攻撃による被害や死傷者はなかったと述べた。