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中国主席「祖国統一は必然」、台湾総統選控え 昨年より強い表現

2024年01月02日(火)00時47分

中国の習近平国家主席は31日、新年に向けたテレビ演説で、台湾との「統一」は必然だと述べた。モスクワで昨年3月撮影。(2024年 ロイター/Kommersant Photo)

[北京 31日 ロイター] - 中国の習近平国家主席は31日、新年に向けたテレビ演説で、中国と台湾の「統一」は必然だと述べた。1月13日の総統選挙・立法委員(国会議員)選挙を控え、昨年よりも強い表現となったが、軍事的脅威には言及しなかった。

習主席は「祖国の統一は歴史的必然である」と述べたが、国営新華社通信が公表した公式の英訳では「中国は必ず統一される」と簡潔な表現になっていた。

「台湾海峡両岸の同胞(compatriots)は共通の目的意識で結ばれ、中華民族の復興という栄光を分かち合うべきだ」と主席は述べた。この部分の公式英訳で「同胞」は「全ての中国人」となっている。

昨年は、両岸の人々は「同じ家族の一員」で、両岸の人々が協力して「中華民族の永続的な繁栄を共同で育む」ことを望むと述べていた。

台湾総統選では、与党・民主進歩党(民進党)候補の頼清徳副総統が優位に立っているが、中国は危険な分離主義者とみなし繰り返し批判している。

頼氏は30日の候補者テレビ討論で、中国と対話の用意があるとする一方で、台湾の主権と独立は台湾市民に属するとの見解を改めて示し「中国と中華民国(台湾)は従属関係ではない。これが台湾独立の定義だ」と述べた。

中国国務院台湾事務弁公室の陳斌華報道官は31日、頼氏の発言は「対立思考に満ちていた」とし、台湾海峡の平和を破壊する者としての素顔をさらけ出したと指摘した。

ロイター
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