北朝鮮、党中央委総会を開始 重要政策決定へ=KCNA

12月27日、北朝鮮国営の朝鮮中央通信(KCNA)は、金正恩朝鮮労働党総書記が国家の重要政策を決める党中央委員会拡大総会を開始したと報じた。写真はKCNAが同日提供(2023年 ロイター/KCNA)
Hyonhee Shin
[ソウル 27日 ロイター] - 北朝鮮国営の朝鮮中央通信(KCNA)は27日、金正恩朝鮮労働党総書記が国家の重要政策を決める党中央委員会拡大総会を開始したと報じた。
今年の政策などを総括する会議になる。北朝鮮は今年、憲法に核関連政策を明記し、偵察衛星の打ち上げに成功、新たな大陸間弾道ミサイル(ICBM)の発射実験も行った。
会議は数日続く見通し。近年は重要な政策発表の場とされており、国営メディアが翌年の1月1日に金正恩氏の演説を公表していた。
KCNAによると、会議初日には今年の政策と予算執行、2024年の予算案、党の指導力を強化する方法など主要6議題を議論した。
金氏は23年を「偉大な転換と偉大な変革の年」と定義し、軍事、経済、科学、および公衆衛生を含む全ての分野における進展を称賛した。
さらに、偵察衛星など新たな戦略兵器の開発により北朝鮮は「軍事大国の地位にある」と強調した。