ニュース速報
ワールド

日米韓、北朝鮮のサイバー脅威巡り協議体発足へ 兵器開発の資金源

2023年11月06日(月)13時47分

11月6日、韓国大統領府は日米韓3カ国が北朝鮮のサイバー脅威に関する高官級の協議体発足で合意したと発表した。写真はニューバーガー米大統領副補佐官(サイバー・先端技術担当)。2021年9月撮影(2023年 ロイター/Jonathan Ernst)

[ソウル 6日 ロイター] - 韓国大統領府は6日、日米韓3カ国が北朝鮮のサイバー脅威に関する高官級の協議体発足で合意したと発表した。

ニューバーガー米大統領副補佐官(サイバー・先端技術担当)が先週、ワシントンで日韓高官と会談し、新たな枠組みの下で四半期ごとに会合を開くことで合意したという。

大統領府は声明で「核・大量破壊兵器プログラムの主要な資金源として悪用されている北朝鮮のサイバー活動に共同で対抗することを含め、世界的なサイバー脅威に対する3カ国の効果的な対応能力を強化するのが目的だ」と述べた。

3カ国の首脳は今年8月、米ワシントン近郊の山荘「キャンプデービッド」で行った会談で、北朝鮮のサイバー脅威に関する新たな作業部会設置で合意していた。

制裁監視団は北朝鮮がサイバー攻撃を通じて核・ミサイル開発資金を集めていると非難している。また国連の報告書によると、北朝鮮は昨年、高度な技術を駆使して暗号資産(仮想通貨)の窃盗を強化し、盗んだ額は過去最高となった。

ロイター
Copyright (C) 2023 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

ドイツ銀行、投資銀など主要部門で今年増収見通し 景

ビジネス

ユーロ圏1月鉱工業生産、予想を上回る前月比+0.8

ワールド

世界石油市場、今年は日量60万バレル程度供給超過か

ビジネス

焦点:米経済、景気後退の瀬戸際か「移行期」か 影響
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:日本人が知らない 世界の考古学ニュース33
特集:日本人が知らない 世界の考古学ニュース33
2025年3月18日号(3/11発売)

3Dマッピング、レーダー探査......新しい技術が人類の深部を見せてくれる時代が来た

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    テスラ販売急減の衝撃...国別に見た「最も苦戦している市場」とは
  • 2
    白米のほうが玄米よりも健康的だった...「毒素」と「腸の不調」の原因とは?
  • 3
    【クイズ】アメリカを貿易赤字にしている国...1位は中国、2位はメキシコ、意外な3位は?
  • 4
    SF映画みたいだけど「大迷惑」...スペースXの宇宙船…
  • 5
    株価下落、政権幹部不和......いきなり吹き始めたト…
  • 6
    【クイズ】ウランよりも安全...次世代原子炉に期待の…
  • 7
    「トランプの資産も安全ではない」トランプが所有す…
  • 8
    トランプ第2期政権は支離滅裂で同盟国に無礼で中国の…
  • 9
    113年間、科学者とネコ好きを悩ませた「茶トラ猫の謎…
  • 10
    テスラ失墜...再販価値暴落、下取り拒否...もはやス…
  • 1
    テスラ失墜...再販価値暴落、下取り拒否...もはやステータスではなく「負債」?
  • 2
    テスラ販売急減の衝撃...国別に見た「最も苦戦している市場」とは
  • 3
    【クイズ】アメリカを貿易赤字にしている国...1位は中国、2位はメキシコ、意外な3位は?
  • 4
    メーガン妃が「菓子袋を詰め替える」衝撃映像が話題…
  • 5
    うなり声をあげ、牙をむいて威嚇する犬...その「相手…
  • 6
    白米のほうが玄米よりも健康的だった...「毒素」と「…
  • 7
    「テスラ時代」の崩壊...欧州でシェア壊滅、アジアで…
  • 8
    「これがロシア人への復讐だ...」ウクライナ軍がHIMA…
  • 9
    テスラ離れが急加速...世界中のオーナーが「見限る」…
  • 10
    113年間、科学者とネコ好きを悩ませた「茶トラ猫の謎…
  • 1
    テスラ離れが急加速...世界中のオーナーが「見限る」ワケ
  • 2
    「テスラ時代」の崩壊...欧州でシェア壊滅、アジアでも販売不振の納得理由
  • 3
    口から入ったマイクロプラスチックの行く先は「脳」だった?...高濃度で含まれる「食べ物」に注意【最新研究】
  • 4
    テスラ失墜...再販価値暴落、下取り拒否...もはやス…
  • 5
    「健康寿命」を延ばすのは「少食」と「皮下脂肪」だ…
  • 6
    がん細胞が正常に戻る「分子スイッチ」が発見される…
  • 7
    テスラ販売急減の衝撃...国別に見た「最も苦戦してい…
  • 8
    戦場に「北朝鮮兵はもういない」とロシア国営テレビ.…
  • 9
    【クイズ】アメリカを貿易赤字にしている国...1位は…
  • 10
    人気も販売台数も凋落...クールなEVテスラ「オワコン…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中